K指数のソースを表示

{{混同|カーダシアンインデックス|x1=K-Indexとも呼称される}}
'''K指数'''(けーしすう, {{lang-en-short|K-Index}})は、[[気象学]]において、[[雷]][[雨]]の発生確率を評価するために用いられ、特に熱雷の発生確率と相関性が高い指数である。'''KINX'''とも記す。

[[1960年]]にJ.J.Georgeが発表した評価方式。<math>T</math>は[[気温]][℃]、<math>T_{d}</math>は[[露点温度]][℃]として、各高度における値をもってK指数を以下の通り算出する。

<math>KINX = (T_{850} - T_{500}) + T_{d850} - (T_{700} - T_{d700}) \, </math>

<math>(T_{850} - T_{500})</math>は850hPa～500hPaにおける[[気温減率]]、<math>T_{d850}</math>はそのまま850hPaにおける露点温度であり、この2項は雷雨のもととなる対流を促進する要素である。<math>(T_{700} - T_{d700})</math>は700hPaにおける[[湿数]]で、中層に乾燥空気があると値が大きくなる。この項は対流を抑制する要素である。

K指数は、値が大きいほど雷雨発生の確率が高い。一般的に、15以下では雷雨発生の可能性はほとんどなく、40以上ではほぼ確実に雷雨が発生するとされる。

== 参考文献 ==
*[http://www.meteoffice.info/1analysis_folder/pages_neturikigaku_folder/304_folder/327.htm 大気の熱力学 6.いくつかの安定指数] ウェザーステイション
*{{Wayback|url=http://homepage3.nifty.com/snakahara/saijiki45.html |title=45.雷雨（発生診断を中心に) |date=20150721072725}} お天気歳時記　春夏秋冬
*[http://amsglossary.allenpress.com/glossary/search?id=stability-index1 stability index - Lifted index] AMS Glossary

== 関連項目 ==
* [[大気不安定]]
* [[雷]]
* [[ショワルター安定指数]]
* [[リフティド指数]]
* [[トータルトータルズ指数]]

{{気象要素}}
{{DEFAULTSORT:けいしすう}}
[[Category:気象学]]
[[Category:大気熱力学]]
[[Category:荒天]]