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{{Infobox Software | 名称 = L<sub><span style="font-size:120%;">Y</span></sub>X | ロゴ = [[ファイル:Lyx logo.png]] | スクリーンショット = [[File:LyX2.4-Qt5-Mac-ja.png|270px]] | 説明文 = LyX 2.4スクリーンショット (Qt 5/macOS/日本語) | 開発者 = | 開発元 = The LyX Team, [[オープンソース]] | 初版 = {{release date and age|1999|02|01}} | 最新版 = 2.4.3 | 最新版発表日 = {{release date and age|2025|01|15}}<ref>{{cite web | url=https://www.lyx.org/News | title=Third Maintenance Release in 2.4.x Series: LyX 2.4.3 released.| accessdate=2025/01/20}}</ref> | 最新評価版 = | 最新評価版発表日 = | プログラミング言語 = [[C++]], [[Qt|Qt 6]], [[Python]] | 対応OS = 各種 | エンジン = | 対応プラットフォーム = | サイズ = | 対応言語 = 英語、日本語等 | サポート状況 = 開発中 | 種別 = [[ワードプロセッサ]] | ライセンス = [[GNU General Public License|GPL]] | 公式サイト = [https://www.lyx.org/WebJa.Home www.lyx.org] }} '''<math>\mathbf{L}_{\mathbf{\displaystyle Y}}\!\mathbf{X}</math>'''(テキストとしては '''LyX''' と書かれる)は、[[TeX|{{TeX}}]] をバックエンドとして、[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]]を有するソフト。発音の仕方にコンセンサスは無いが、リクス、リックスもしくはリュクスに近い発音が提案されている(もともとLyXはLyrixから派生した名前である)<ref>{{Cite web |url=https://wiki.lyx.org/FAQ/Pronunciation |title=LyX wiki {{!}} FAQ / Pronunciation |access-date=2023-07-15 |publisher=lyx.org}}</ref>。[[WYSIWYG]] (what you see is what you '''get''') とは異なる、'''WYSIWYM''' (What you see is what you '''mean''') を標榜する[[ワードプロセッサ]]である。 WYSIWYM とは、ユーザーが文書の中身と構造だけを用意すれば、フォーマットが [[LaTeX|{{LaTeX}}]] の[[組版処理]]によってなされることを意味する。LyX は最小限の手間でプロ並みの出力を得ることができ、[[組版]]についての特別な知識を要しない。組版は、事前に定義されたスタイルと呼ばれる規則に従ってコンピュータがほとんど行う。{{LaTeX}} についての知識も不要だが、{{LaTeX}} についても知っていれば LyX をさらに活用できる。 LyX は数式機能があるため、主に工学や科学関係でよく使われているが、書誌情報データベースと組み合わせ可能な点や複数のファイルを管理する機能などが好感され、他の学問分野でも利用が広がっている。 == 機能 == *メニューなどの[[グラフィカルユーザインタフェース|GUI]] *章節名に自動的に番号をつけ、目次を生成する。 *レイアウトは標準的な印刷規則に従う(字下げ、空白、ハイフネーションなど)。 *カットアンドペーストやスペルチェックは標準的な操作法を採用([[GNU Aspell]] を利用)。 *脚注機能 *{{LaTeX}} の \documentclass[arguments]{theclass} コマンドに類似したテキストクラスとテンプレート。 *LyX 2.0において、[[XeTeX]]と[[LuaTeX]]のベーシックなサポート<ref>{{cite web|url=http://wiki.lyx.org/LyX/NewInLyX20|title=New in LyX 2.0|accessdate=2013-6-3}}</ref>。 *[[BibTeX|{{BibTeX}}]] サポート *表エディタ (WYSIWYG) *数式エディタ (WYSIWYG) *[[Maple]], [[Maxima]], [[GNU Octave|Octave]], [[Mathematica]]といった[[数式処理システム]]の基本機能をサポート *画像形式のサポート([[PDF]], [[Encapsulated PostScript|EPS]], [[Scalable_Vector_Graphics|SVG]], [[Xfig]], [[Dia (ソフトウェア)|Dia]], その他) *各種文書形式をインポート可能 [[ファイル:LyXScreen_Result_en.png|thumb|right|200px|LyX で作成した PDF 文書のスクリーンショット]] *文書を [[DocBook]] [[Standard Generalized Markup Language|SGML]] 形式にエクスポート可能であり、Jade、Openjade、[[pdfTeX]]、pdfJadeTeX といった SGMLツールで処理可能であり、[[HyperText Markup Language|HTML]]、[[Portable Document Format|PDF]]、[[PostScript]]、[[Rich Text Format|RTF]]、[[テキストファイル]]といった各種形式の文書を LyX の1つのソースから生成可能である<ref>[http://www.karakas-online.de/mySGML/ Document processing with LyX and SGML]</ref>。 == プラットフォーム == LyX は [[UNIX]]、[[macOS]]、[[OS/2]]、[[Microsoft Windows|Windows]]、[[Linux]]といった各種[[オペレーティングシステム]]で動作する。[[自由ソフトウェア]]であり、[[フリーソフトウェア財団]]の定義する[[GNU General Public License]]の下で改変・再配布が自由に行える。 == 多言語対応 == 右から左に書かれる言語もサポートしている。また、CJK-LyX という多バイト言語(日本語、中国語、韓国語)をサポートした派生バージョンもあったが、バージョン1.5.0より公式リリースに取り込まれた。ソフトウェア自体のメニューバーなども多言語対応している。 == 歴史 == *1995年、[[マティアス・エトリッヒ]]が Lyrix という[[シェアウェア]]の開発を開始。 *直後に[[ネットニュース]]で発表すると、大きな反響があった。 *最初のリリース直後、Lyx に改称。旧[[SCO]]のワープロソフトと名称が同じだったため。その後、[[GNU General Public License]] でリリースされ、[[オープンソース]]のプロジェクトとなった。LyX という名称は、ファイルの拡張子が '.lyx' であったため。 *バージョン 1.0.0 が 1999年にリリースされた。 *LyX 1.3.0 が[[2003年]][[2月7日]]にリリースされた。 *LyX 1.4.0 が[[2006年]][[3月8日]]にリリースされた。 *LyX 1.5.0 が[[2007年]][[7月27日]]にリリースされた。このバージョンから正式に多言語対応となった。 *LyX 1.6.0 が[[2008年]][[11月10日]]にリリースされた。 *LyX 2.0.0 が[[2011年]][[5月8日]]にリリースされた。 *LyX 1.6.10 が[[2011年]][[5月9日]]にリリースされた。 *LyX 2.1.0 が[[2014年]][[4月25日]]にリリースされた。 *LyX 2.2.0 が2016年3月27日にリリースされた。 *LyX 2.3.0 が2018年3月16日にリリースされた。 *LyX 2.4.0 が2024年5月31日にリリースされた。2018年にLaTeXがUTF-8を既定のエンコーディングとしたのに伴い、このバージョンからLyXでもUTF-8を全面的に既定値として採用した。また、ePub 3/DocBook 5/XHTML 5へのエクスポートが可能となった<ref>[https://wiki.lyx.org/LyX/NewInLyX24 "What is new in LyX 2.4?"]</ref>。 == 出典 == <references /> == 外部リンク == *[http://www.lyx.org/WebJa.Home 公式サイト] **[http://wiki.lyx.org/ LyX Wiki (英語)] *[https://texwiki.texjp.org/?LyX TeX Wiki] TeX Wiki 内の LyX の項目。 *[http://www.math-konami.com/LyX.html LyX を使おう!]LyX1.5の解説など。(2012年7月閲覧)<!-- リンク切れなので削除するべき? *かつて非公式リリースだった物 **[http://cellular.phys.pusan.ac.kr/cjk.html CJK-LyX] 多バイト文字版 LyX - 1.5以降は公式リリースの一部 **[http://www.f.waseda.jp/kazr/tex/lyx-win32/lyx-index.htm Lyx for Win32 (日本語)] - 現在はWindows版は公式リリースにある}--> {{TeX関連}} {{ワープロソフト}} [[Category:文書作成ソフト]] [[Category:TeX]] [[Category:Qtを使用するソフトウェア]] [[Category:オープンソースソフトウェア]] [[Category:数式エディタ]] [[Category:C++でプログラムされた自由ソフトウェア]]
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