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{{Computer-stub}} '''S1990'''は、[[MSXturboR]]用に開発されたシステムコントロール[[LSI]]である。従来のMSXと互換性を保つための[[Z80]] [[CPU]]相当はMSX2+に引き続き[[MSX-ENGINE]]のT9769Cが行うためその制御機能を含む他、turboR本来のCPUである[[R800]]と排他的に利用するためのバス調停機能、その他の各種制御信号の生成機能を持つ。 == 機能 == [[ファイル:S1990_02.jpg|thumb|S1990 システムLSI]] *システム制御 **R800 CPU/Z80 CPU制御、バス制御、データバッファ制御 **MSXスロットマップ制御、メモリーマップ制御、I/Oアドレスデコード *Z80バスタイミングシミュレート **メモリアクセス、I/Oアクセス、<math>\overline{RFSH}</math>/<math>\overline{M1}</math> 信号シミュレート *周辺デバイスインターフェイス **メガ[[Read Only Memory|ROM]]マッパー **[[Dynamic Random Access Memory|DRAM]]マッパー **漢字ROMインターフェイス **システムタイマー **[[FM音源]]インターフェイス **[[VDP]]インターフェイス **[[PCM]]インターフェイス **PCMサンプリングインターフェイス **[[フロッピーディスク|FDD]]インターフェイス **連射機能インターフェイス **ポーズ機能 *LSIパッケージ:160ピンQFP *デバッグ機能 **アドレスコンパレータ:R800のアドレスバスを監視し、指定のアドレスがアクセスされたらNMIを発生させる。本機能を有効にするには、S1990のリセット期間中にアドレスバスA8をLowに設定する必要がある。 **NMIステータスレジスタ:上記アドレスコンパレータが有効な場合において、本レジスタはシステムLSIが発生させたNMIの要因を保存している。 **デバッグモニター用スロットレジスタ:アドレスコンパレータが有効な場合において、デバッグモニターが動作中にデバッグモニターが動作するスロット環境を有効にする制御レジスタ。 **NMIリターンアドレスレジスタ:デバッグモニターに移行する直前の最後に書き込まれた2バイトの値(ユーザープログラムへのリターンアドレス)を保持する。このレジスタはリード/ライト可能であり、場合によってはリターンアドレスを任意に書き換えて異なるアドレスへ戻すことも可能。 **ブレーク:アドレスコンパレータが有効な状態、かつポーズキーイネーブルビットがディセーブルとなっている状態において、ユーザープログラムを実行中に任意にポーズキーを押すことによりブレークし、デバッグモニターに処理を移すことができる。 [[Category:MSX]]
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