パサーレイティング

テンプレート:出典の明記 パサーレイティングは、アメリカンフットボールにおけるパサーの能力を測るための指標である。NFLとNCAAでは計算式が異なり、NFLで使用されるものはQBレイティング（テンプレート:Lang-en-short）と呼ばれ、NCAAで使用されるものは、パッシング・エフィシェンシー（テンプレート:Lang-en-short）と呼ばれる。必ずしもクォーターバックのみがレイティングの対象となるわけではなく、ランニングバックなどのクォーターバック以外のポジションの選手がパスを投げた場合も記録される。

NFL

NFLにおけるパサーレイティングの計算式を示す。

$a=(\frac{\text{COMP}}{\text{ATT}}-0.3)\times 5$

$b=(\frac{\text{YDS}}{\text{ATT}}-3)\times 0.25$

$c=\left(\frac{\text{TD}}{\text{ATT}}\right)\times 20$

$d=2.375-(\frac{\text{INT}}{\text{ATT}}\times 25)$

ここで、

ATT = パス試投回数

COMP = パス成功回数

YDS = パス獲得ヤード数

TD = タッチダウンパス数

INT = 被インターセプト数

また、a、b、c、dの値は、0以下なら0、2.375以上なら2.375とする。

上で計算したaからdまでの値を基に、

$\text{Passer Rating}=\left(\frac{a+b+c+d}{6}\right)\times 100$

この計算式で求められたパサーレイティングの上限は158.3であり、下限は0である。

NCAA

NCAAにおけるパサーレイティングの計算式を示す。 $\text{Passer Rating}=\frac{(8.4\times \text{YDS})+(330\times \text{TD})+(100\times \text{COMP})-(200\times \text{INT})}{\text{ATT}}$

ここで、

ATT = パス試投回数

COMP = パス成功回数

YDS = パス獲得ヤード

TD = タッチダウンパス数

INT = インターセプト数

この計算式で求められたパサーレイティングの上限は1261.6であり、下限は-731.6である。