咬合力

提供: testwiki
2023年11月16日 (木) 14:09時点におけるimported>Anakabotによる版 (Bot作業依頼#Cite webの和書引数追加)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

咬合力(こうごうりょく)は、物体を噛み締める顎の力。被験者が測定器を可能な限り強く噛む静的咬合力と、実際に食物を摂食して咀嚼する際の動的咬合力がある。ヒトを対象にした調査では、一般に動的咬合力よりも静的咬合力の方が大きく、また口の奥側の歯ほど強くなることが分っている[1]。一方、顎の左右それぞれの同名の歯ではほぼ等しい力がかかる。さらに個人差はあれど、中程度以上の総咬合力であれば前後の歯の咬合力比は総咬合力の大きさに寄らず一定である。また総咬合力と活動筋量には一定した関係がなく、活動する筋肉の部位や強さ(咬合力分布)は個人差が大きい[2]

動物の咬合力をグラム体重で除して単位をニュートンにしたBFQ(Bite force quotient)という指標もあり、以下の方程式で表される[3]

BFQ=100(BF100.5703(log10BM)+0.1096)

動物における例

研究手法が同一でない限り単純比較は不可能な点に注意[4]

種名または属名 咬合力 (kg) 圧力 (kg/cm^2) 備考
テンプレート:仮リンク 0.7[5] -
ニクトサウルス 0.8[6] -
タペヤラ 1.4[6] -
カエルクイコウモリ 1.9[7] -
ハヤブサ属 2.5[5] -
ウオクイコウモリ 3.1[7] -
プテラノドン 3.6[6] -
アンハングエラ 3.8[6] -
トゥプクスアラ 4.7[6] -
トロペオグナトゥス 9.3[6] -
チスイコウモリモドキ 10[7] -
ズンガリプテルス 21[6] -
タラソドロメウス 25[6] -
ディプロドクス 33[8] -
ハシボソガラス 43.2[9] - 雄個体。雌は30.3kg。
ハシブトガラス 57.6[9] - 雄個体。雌は40.6kg。
ホモ・エレクトス 78.6[10] -
ホモ・ハビリス 80.6[10] -
ホモ・サピエンス 84.2[10] - 男女平均。
カニクイザル 91.6[10] - 雄個体。雌は73kg。
アウストラロピテクス・アフリカヌス 171.5[10] -
カマラサウルス 189.6[8] -
チンパンジー 196.7[10] - 雄個体。雌は166.5kg。
ワニガメ 293[11] - TBS飛び出せ!科学くん』での実測値
オランウータン 304[10] - 雄個体。雌は197kg。
アウストラロピテクス・アファレンシス 305[10] -
カルノタウルス 340[12] -
アロサウルス 364[12] -
テンプレート:仮リンク 379.2[10] -
ゴリラ 415[10] - 雄個体。雌は283kg。
ハイエナ
ライオン
トラ
- 約70[13]
メガピラニア・パラネンシス 484[14] -
ダンクルオステウス・テレリ 754[15] -
デイノニクス・アンティルロプス 836[16] -
ティロサウルス 1,119[17] -
マチカネワニ 1,200[18] -
イリエワニ - 260[13] 実測値
ホホジロザメ - 280[13] 推定値
テムノドントサウルス 3,059[19] -
ティラノサウルス・レックス 6,000[20] - 2019年の推定値。2012年には同じく6,000kg[21]、2017年には3630kg[22]と、推定値には幅がある。
プルスサウルス・ブラジリエンシス 7,036[4] -
デイノスクス・リオグランデンシス 10,400[22] 約1,600[13] 推定値

出典

テンプレート:Reflist

関連項目