三角錐数

三角錐数(さんかくすいすう、triangular pyramidal number)は球を右図のように三角錐の形にならべたとき、そこに含まれる球の総数にあたる自然数である。つまり三角数を1から小さい順に足した数のことである。四面体数(しめんたいすう、tetrahedral number)ともいう。
例: 1, 4 (=1+3), 10 (=1+3+6), 20 (=1+3+6+10), 35 (=1+3+6+10+15)
n 番目の三角錐数 Tn は1から n 番目の三角数 n(n + 1)/2 までの和に等しいので
また組み合わせの記号を用いると となる。
三角錐数を小さい順に列記すると
性質
- 三角錐数のうち平方数でもある数は 1, 4 と 19600 (=1402) の3つのみである。(テンプレート:OEIS)
- 三角錐数でなおかつ四角錐数でもある数は 1 のみである。
- 2つの連続する三角錐数の和は四角錐数になる。
- 三角錐数の奇数番目は奇数の平方和、偶数番目は偶数の平方和で表される。(例.35=1テンプレート:Sup+3テンプレート:Sup+5テンプレート:Sup、56=2テンプレート:Sup+4テンプレート:Sup+6テンプレート:Sup)
- 奇数の時
- 偶数の時
- (奇数…テンプレート:OEIS、偶数…テンプレート:OEIS)

- モナド(単数)の数列 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1, 1,…, ,…
- 自然数の数列 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,…, ,…
となっている。左上(または右上)にある数列はその一つ右下(または左下)の数列の階差数列である。
関連項目
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