シート抵抗

提供: testwiki
2022年12月16日 (金) 14:07時点におけるimported>とろ肉ハウスによる版 (WP:LEADYOMIGANA)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:物理量

シート抵抗 (シートていこう、テンプレート:Lang-en) とは、一様の厚さを持つ薄い膜やフィルム状物質の電気抵抗を表すのひとつ。表面抵抗率面抵抗率とも呼ばれる[1][2]

定義

三次元の試料の寸法

一般に三次元の導電性を表す場合、抵抗は次の式で表される。

R=ρLA=ρLWt

ただし、ρは抵抗率で、Aは試料の断面積、Lは試料の長さである。試料の断面積は、試料の幅Wと試料の厚さtの積で表される。

抵抗率に厚さを含めて考えると、抵抗は、次の式で表すことが可能である。

R=ρtLW=RsLW

Rsがシート抵抗である[3]

単位と次元

シート抵抗の次元は電気抵抗の次元と同じであるため、単位はΩになる。しかし、電気抵抗との混同を避けるために、慣例的にΩスクウェア(Ω□, ohms square)、またはΩ毎スクウェア(Ω/□ または Ω/sq., ohms per square)を使用する[2]。これは、この値が任意の大きさの正方形の領域を電流が片方の端から対向する端へ流れる際の抵抗と解釈できるためである。

意義

シート抵抗Rsを使う実用上の意義は次の通りである。ある厚さtを持つ試料のシート抵抗Rsが既知であれば、試料の幅Wの値と試料の長さLの値を上の式に代入することにより、その試料の実際の抵抗Rを推定することができる。

具体的には、下記のようなケースで用いられる。

脚注

関連項目

テンプレート:Tech-stub

de:Schichtwiderstand