塩基性炭酸銅
テンプレート:Infobox 無機化合物 テンプレート:Infobox 無機化合物 テンプレート:Infobox 無機化合物 塩基性炭酸銅(テンプレート:Lang-en-short)は炭酸銅(II)の塩基性塩の総称である。銅の錆である緑青の主成分の一つであり、身近な塩基性塩の一つである。単に炭酸銅という時には正塩 テンプレート:Chem ではなく、塩基性塩を指すことが多い[1]。
塩基性炭酸銅は、2価の銅イオン テンプレート:Chem と炭酸イオン テンプレート:Chem と水酸化物イオン テンプレート:Chem から成る無機銅塩である。炭酸イオンと水酸化物イオンの含有比が異なるものがいくつか知られている。よく知られているのは、炭酸二水酸化二銅(II) テンプレート:Chem と ビス(炭酸)二水酸化三銅(II) テンプレート:Chem である。それぞれ、自然には孔雀石(マラカイト、CAS登録番号 [1319-53-5])と藍銅鉱(アズライト、CAS登録番号 [1319-45-5])として産する。炭酸二水酸化二銅(II)の化学式を テンプレート:Chem の代わりに テンプレート:Chem と書き、ビス(炭酸)二水酸化三銅(II) の化学式を テンプレート:Chem の代わりに テンプレート:Chem と書くことも多い。試験研究用として市販されているものには、 テンプレート:Chem に近い組成を持つものもある[2][3]。
無機銅塩類であるので、テンプレート:要出典範囲直接触らない、吸入・経口を避けるよう注意が喚起されている。純粋な冷水にはほとんど溶けないが、pHが低くなると溶解度が増して、水中に銅イオン テンプレート:Chem を放出する。そのため、硫酸銅(II)ほどではないが、水生生物に対しては毒性が強い。国連番号はUN3288で輸送上は毒物に区分されている[3]。
湿った条件下で酸素、二酸化炭素および水分が金属銅または銅合金と反応すると、金属表面上に生成する。
銅イオン テンプレート:Chem を含む水溶液に、炭酸アルカリの水溶液を常温で加えると、青緑色の沈殿として得られる[4]。
- 構文解析に失敗 (構文エラー): {\displaystyle \ce{2{CuSO4} + 2{Na2CO3} + H2O -> {CuCO3{\cdot}Cu(OH)2} + {CO2} + 2Na2SO4}}
脚注
関連項目
- ↑ 炭酸銅、『理化学辞典』、第5版、岩波書店
- ↑ 後飯塚由香里 「クジャク石を使った定比例の法則:プルーストの実験の再現(ビギナーのための実験マニュアル,実験の広場)」 化学と教育 63(1), 26-27, 2015-01-20
- ↑ 3.0 3.1 昭和化学株式会社 「化学物質等安全データシート 塩基性炭酸銅」
- ↑ テンプレート:Cite book
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