フルード数

提供: testwiki
2023年3月26日 (日) 06:35時点における60.115.220.47 (トーク)による版 (関連項目)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:出典の明記 テンプレート:物理量 フルード数(フルードすう、テンプレート:Lang-en-short)とは、流体慣性力重力の比を表す無次元量。主に造波抵抗の分析のために用いられる。その名はウィリアム・フルードにちなむ。

定数ではなく、速度重力加速度、船の代表寸法から計算される。フルード数に対して造波抵抗係数は一義的に決まる。

定義

フルード数Fr

Fr=ULg

で定義される。ここで

  • U : 特性速度 [m/s]
  • L : 特性長さ。船の場合は水線長[1] [m]
  • g : 重力加速度の大きさ [m/s2]

である。

ナビエ-ストークス方程式からの導出

外力として重力がかかる非圧縮性粘性流れのナビエ-ストークス方程式は次式で与えられる。

𝒗t+(𝒗)𝒗=1ρp+ν2𝒗+g𝒆g

ここでeg は重力方向(鉛直下向き)を向く単位ベクトルとする。

この式を無次元化すると[注 1]

𝒗t+(𝒗)𝒗=p+1Re2𝒗+1Fr2𝒆g

となり、この流れはレイノルズ数Re とフルード数Fr のみによって特徴付けられることが分かる。

造波抵抗を扱う場合Re は十分大きく、流れの様子がRe にほとんど依存しないため、流れはフルード数Fr のみによって決まることになる。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプテンプレート:Reflist

参考文献

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:流体力学の無次元数

テンプレート:Physics-stub

  1. ハイテク兵器の物理学 (財)防衛技術協会編 2006年3月発行 ISBN 978-4-526-25644-8


引用エラー: 「注」という名前のグループの <ref> タグがありますが、対応する <references group="注"/> タグが見つかりません