水素7
水素7 (すいそ7、テンプレート:Lang・テンプレート:Chem) とは、水素の同位体の1つ。
概要
テンプレート:Chemは、陽子1個と中性子6個から構成されている、最も重い水素の放射性同位体である[1][2]。陽子に対して中性子が6倍も多い極端な中性子過剰核であり、この割合は[[ヘリウム10|テンプレート:Chem]]や[[リチウム12|テンプレート:Chem]]よりも多く、全ての核種で最大である[1]。
テンプレート:Chemの崩壊モードの詳細は不明であるが、2個の中性子を放出する中性子放出で崩壊し、[[水素5|テンプレート:Chem]]に変化する可能性がある。テンプレート:Chemもやはりテンプレート:Valという短い半減期をもって2個の中性子放出で[[三重水素|テンプレート:Chem]]に変化し、最終的には12.32年の半減期を以って[[ヘリウム3|テンプレート:Chem]]にベータ崩壊する[3]。
合成
テンプレート:Chemは2003年、理化学研究所の装置を用いた日本・ロシア・イギリス・フランス・スウェーデンの共同研究チームにより初めて合成された。[[酸素18|テンプレート:Chem]]から生成した[[ヘリウム8|テンプレート:Chem]]を加速し、軽水素分子 (テンプレート:Chem) に衝突させることで行われた。合成の成功は、(テンプレート:Chemとテンプレート:Chemが衝突することで生じる2個の陽子 (テンプレート:Chem) を理研テレスコープで捉えることにより確認された。この成功以前には、水素の同位体はテンプレート:Chemまでしか合成することが出来ないと考えられていた[4]。
2006年には、[[ベリリウム9|テンプレート:Chem]]や[[ホウ素11|テンプレート:Chem]]にπ-を照射することによりテンプレート:Chemの合成に成功したことが発表された[5]。2007年には、GANILを用いたヨーロッパの研究チームにより、テンプレート:Chemを[[炭素12|テンプレート:Chem]]に照射することでテンプレート:Chemが合成されたことが発表された[6]。
出典
関連項目
- ↑ 1.0 1.1 The NUBASE evaluation of nuclear and decay properties National Nuclear Data Center
- ↑ 7H
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>タグです。「NUBASE2020」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません - ↑ Hydrogen-7 makes its debut physics world
- ↑ Searches for the superheavy hydrogen isotope 7H in the absorption of stopped π − mesons ingenta connect
- ↑ Discovery of hydrogen-7, the most exotic nuclear system ever observed. National Center for Scientific Research