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{{単一の出典|date=2014年12月}} [[File:CantorEscalier-2.svg|thumb|250px|カントール分布の累積分布関数]] '''カントール分布'''(カントールぶんぷ、{{Lang-en-short|Cantor distribution}})とは、[[累積分布関数]]が[[カントール関数]]である[[確率分布]]のことである。 この分布は[[ルベーグ測度]]に関して[[絶対連続]]ではなく、どのような点質量も持たないため、[[確率密度関数]]も[[確率質量関数]]も存在しない。したがってこの分布は[[離散確率分布]]でも[[連続確率分布#絶対連続分布|絶対連続確率分布]]でもなく、それらを組み合わせたものでもない。この分布はむしろ[[特異分布]]の一例である。 この分布の累積分布関数は、しばしば「[[カントール関数|悪魔の階段]]」と呼ばれる。しかしこの用語はより一般的な意味を持つものである。 == 特徴 == カントール分布の[[関数の台|台]]は[[カントール集合]]、つまり(可算個の)集合 :<math>\begin{align} C_0 = &[0,1] \\ C_1 = &[0, \tfrac{1}{3}] \cup [\tfrac{2}{3}, 1] \\ C_2 = &[0, \tfrac{1}{9}] \cup [\tfrac{2}{9}, \tfrac{1}{3}] \cup [\tfrac{2}{3}, \tfrac{7}{9}] \cup [\tfrac{8}{9}, 1] \\ C_3 = &[0, \tfrac{1}{27}] \cup [\tfrac{2}{27}, \tfrac{1}{9}] \cup [\tfrac{2}{9}, \tfrac{7}{27}] \cup [\tfrac{8}{27}, \tfrac{1}{3}] \cup \\ &[\tfrac{2}{3}, \tfrac{19}{27}] \cup [\tfrac{20}{27}, \tfrac{7}{9}] \cup [\tfrac{8}{9}, \tfrac{25}{27}] \cup [\tfrac{26}{27}, 1] \\ C_4 = &\cdots \end{align}</math> の[[共通部分]]である。 カントール分布は、任意の {{mvar|C{{sub|t}}}} ({{math2|''t'' ∈ {0, 1, 2, 3, …{{)}}}}) に対して、カントール分布の確率変数を含む {{mvar|C{{sub|t}}}} 内のある特定の区間が、その {{math|2{{sup|''t''}}}} 個の各区間の上で恒等的に {{math|2{{sup|−''t''}}}} であるような唯一つの確率分布である。 == モーメント == 対称性により、この分布を持つ[[確率変数]] {{mvar|X}} に対して、その[[期待値]]は {{math2|E(''X'') {{=}} {{sfrac|1|2}}}} となり、すべての {{mvar|X}} の奇中心モーメントは {{math|0}} であることが簡単に分かる。 [[分散 (確率論)|分散]] {{math|var(''X'')}} を求める上で、{{仮リンク|全分散の法則|en|law of total variance}}を次のように用いることができる。上述の集合 {{math|''C''{{sub|1}}}} に対して、{{math2|''X'' ∈ [0, {{sfrac|1|3}}]}} であれば {{math2|''Y'' {{=}} 0}} とし、{{math|''X'' ∈ [{{sfrac|2|3}}, 1]}} であれば {{math2|''Y'' {{=}} 1}} とする。このとき、 :<math>\begin{align} \operatorname{var}(X) & = \operatorname{E}(\operatorname{var}(X\mid Y)) + \operatorname{var}(\operatorname{E}(X\mid Y)) \\ & = \frac{1}{9}\operatorname{var}(X) + \operatorname{var} \left\{ \begin{matrix} 1/6 & \mbox{with probability}\ 1/2 \\ 5/6 & \mbox{with probability}\ 1/2 \end{matrix} \right\} \\ & = \frac{1}{9}\operatorname{var}(X) + \frac{1}{9}. \end{align}</math> が得られる。これより :<math>\operatorname{var} (X)=\frac{1}{8}</math> が得られる。任意の偶{{仮リンク|中心モーメント|en|central moment}}に対する閉形式表現は、初めに偶[[キュムラント]][http://www.calpoly.edu/~kmorriso/Research/RandomWalks.pdf] :<math> \kappa_{2n} = \frac{2^{2n-1} (2^{2n}-1) B_{2n}} {n\, (3^{2n}-1)}, \,\! </math> を得、続いてそのキュムラントの関数としてモーメントを表現することで得られる。ここで {{math|''B''{{sub|2''n''}}}} は {{math|2''n''}} 番目の[[ベルヌーイ数]]である。 == 脚注 == {{Reflist}} * {{Cite web |last=Morrison |first=Kent |url=http://www.calpoly.edu/~kmorriso/Research/RandomWalks.pdf |format=PDF |title=Random Walks with Decreasing Steps |publisher=Department of Mathematics, California Polytechnic State University |date=1998-07-23 |accessdate=2007-02-16}} {{確率分布の一覧}} {{DEFAULTSORT:かんとおるふんふ}} [[Category:確率分布]] [[Category:確率論]] [[Category:ゲオルク・カントール]] [[Category:数学に関する記事]] [[Category:数学のエポニム]]
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