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{{出典の明記|date=2016年12月}} '''ジュール毎モル''' (ジュールまいモル、J·mol<sup>−1</sup>) は、[[物質量]]あたりの[[エネルギー]]を表わす[[国際単位系|SI]]組立単位である。エネルギーは[[ジュール]]で測り、物質量は[[モル]]で測る。例えば、{{仮リンク|ギブズ自由エネルギー|en|Gibbs free energy|preserve=yes}}などはジュール毎モル単位で測られる。 {{Val|1|u=mol}} は {{Val|6.02214|e=23}} だけの[[粒子]]([[原子]]、[[分子]]、[[イオン (化学)|イオン]]など)を表わすので、 1 ジュール毎モルは 1 ジュールを {{Val|6.02214|e=23}} 個の粒子に分配したエネルギー、すなわち1粒子ごとに {{val|1.66054|e=-24}} ジュールのエネルギーに等しい。これは極めて小さい量であり、[[電子ボルト]] (eV) などの単位で表わされることも多い(後述)。 J·mol<sup>−1</sup> を用いて記述される物理量としては、[[相転移]]や[[化学反応]]に伴うエネルギーの移動量が挙げられる。モル数で割ることにより、物質の量が異なる過程や、類似の物質の関わる過程を比較することができる。このような量の意味は常に文脈依存であり、特に化学反応の場合はどの[[化学種]]の「モル数」に注目するかに依存し、恣意性が残る。 このような過程に関わる量の大きさから、kJ·mol<sup>−1</sup> の方が便利であるため J·mol<sup>−1</sup> よりも使われることが多い。例えば、[[融解熱]]や[[蒸発熱]]は通常 {{Val|10|u=kJ.mol-1}} の[[オーダー (物理学)|オーダー]]であり、[[結合エネルギー]]は {{Val|100|u=kJ.mol-1}}、[[イオン化エネルギー]]は {{Val|1000|u=kJ.mol-1}} のオーダーである。 {{Val|1|u=kJ.mol-1}} は {{Val|0.239|ul=kcal.mol-1}}、および1粒子あたり {{Val|1.04|e=-2|u=eV}} に相当する。室温({{Convert2|25|C|K|lk=on|disp=comma}})においては、{{Val|1|u=kJ.mol-1}} は 0.4034 [[KT (エネルギー)|<math>k_B T</math>]] に相当する。 {{Physics-stub}} {{デフォルトソート:しゆうるまいもる}} [[Category:SI組立単位]]
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