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'''ユニタリ行列'''(ユニタリぎょうれつ、{{lang-en-short|unitary matrix}})は、次を満たす[[複素数|複素]][[正方行列]] {{mvar|U}} として定義される。 :<math>U^* U = UU^* = I </math> ここで、{{mvar|I}} は[[単位行列]]、{{mvar|U{{sup|*}}}} は行列 {{mvar|U}} の[[随伴行列]] ({{math2|''U{{sup|*}}'' {{=}} {{overline|''U'' }}{{sup|T}}}})。 なお、実数で構成される行列の随伴は単に転置である{{Sfn|西田吾郎|2009|p=133}}ため実ユニタリ行列は[[直交行列]]に等しく、直交行列を複素数体へ拡張したものがユニタリ行列とも言える。 == 性質 == * [[正方行列]]である。 * [[正規行列]]である。 * 任意のベクトル {{mvar|x}} に対しユニタリ行列による変換は[[等長写像|等長変換]] ({{en|isometry}}) である。{{math2|{{norm|''U'''''x'''}} {{=}} {{norm|'''x'''}}}} * [[正則行列|正則]]であり、[[逆行列]]は {{math2|''U''{{sup|−1}} {{=}} ''U''{{sup|*}}}} * 対角化可能([[正規行列]]であるから) * [[固有値]]の絶対値は {{math|1}}。{{math|{{abs|''λ''}} {{=}} 1}}(つまり、すべての固有値は複素平面の単位円上に存在する) :(証明){{math2|''U'''''x''' {{=}} ''λ'''''x'''}} なる {{mvar|λ}} が固有値。{{math2|{{norm|''U'''''x'''}}{{sup|2}} {{=}} {{abs|''λ''}}{{sup|2}}{{norm|'''x'''}}{{sup|2}}}} また {{math2|1={{norm|''U'''''x'''}}{{sup|2}} = (''U'''''x'''){{sup|*}}''U'''''x''' = '''x'''{{sup|*}}''U''{{sup|*}}''U'''''x''' = '''x'''{{sup|*}}''I'''''x''' = {{norm|'''x'''}}{{sup|2}}}} * [[特異値]]は {{math|1}}。{{math|''σ{{sub|i}}'' (''U'') {{=}} 1}} * [[行列式]]の絶対値は {{math|1}}。{{math2|{{abs|det(''U'')}} {{=}} 1}} :(証明){{math2|1=1 = det(''I'') = det(''UU{{sup|*}}'') = det(''U'')det(''{{overline|U}}''{{sup|T}}) = det(''U'')det({{overline|''U''}}) = det(''U''){{overline|det(''U'')}} = {{abs|det(''U'')}}{{sup|2}}}} * {{mvar|U}} は[[エルミート行列]] {{mvar|H}} を用いて {{math2|''U'' {{=}} ''e{{sup|iH}}''}} と記述できる。{{mvar|e}} は[[行列指数関数]]、{{mvar|i}} は[[虚数単位]]。 == 同値条件 == 以下の条件は、複素正方行列 {{mvar|U}} がユニタリ行列であることと同値である: # 行列 {{mvar|U}} は {{math2|''UU{{sup|*}}'' {{=}} ''I''}} を満たす{{Sfn|西田吾郎|2009|p=134}} # 行列 {{mvar|U}} は {{math2|''U{{sup|*}}U'' {{=}} ''I''}} を満たす{{Sfn|西田吾郎|2009|p=134}} # 行列 {{mvar|U}} は正則行列で {{math2|''U''{{sup|−1}} {{=}} ''U{{sup|*}}''}} を満たす # 行列 {{mvar|U}} の列は正規直交基底である{{Sfn|西田吾郎|2009|p=134}} # 行列 {{mvar|U}} の行は正規直交基底である{{Sfn|西田吾郎|2009|p=134}} # 行列 {{mvar|U}} は[[等長写像]]である # 行列 {{mvar|U}} は単位円上に固有値をもつ[[正規行列]]である == 脚注 == {{Reflist}} == 参考文献 == * {{Cite book|和書 |author=西田吾郎 |authorlink=西田吾郎 |date=2009-06-22 |year=2009 |title=線形代数学 |publisher=京都大学学術出版会 |isbn=978-4-87698-757-3 |ref=harv}} == 関連項目 == *[[直交行列]](実数の場合) *[[ユニタリ変換]] *[[ユニタリ群]] *[[ユニタリ作用素]] *[[特異値分解]] - 任意の行列をユニタリ行列と[[特異値]]を対角成分とする[[対角行列]]に分解。{{math2|''A'' {{=}} ''UΣV{{sup|*}}''}}. *[[正規行列]] *[[シュレーディンガー方程式]] == 外部リンク == * {{高校数学の美しい物語|2617|ユニタリ行列の定義と性質の証明}} {{線形代数}} {{DEFAULTSORT:ゆにたりきようれつ}} [[Category:行列|ゆにたり]] [[Category:ユニタリ作用素]] [[Category:数学に関する記事]]
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