不思議遊星歯車機構のソースを表示

{{出典の明記|date=2013年1月9日 (水) 06:16 (UTC)}}
{{宣伝|date=2020-2}}
[[ファイル:不思議遊星減速機.jpg|thumb|不思議遊星歯車減速機の例]]
'''不思議遊星歯車機構'''（ふしぎゆうせいはぐるまきこう）とは、1つの軸に取り付けられた歯数の異なる2つの[[歯車]]に転位歯車を用いることで、共通の歯車にかみ合わせて、高い減速率を得ることができる[[差動装置|差動歯車機構]]のこと。高い[[歯車比|減速比]]が得られることから、小型化に適している、[[部品]]点数が少なく低価格である、という特長を持つ。

このときの減速比 ''m''は次式となる。

:<math>m = \frac{z_4(z_3+z_1)}{z_1(z_4-z_3)}</math>

例えば、''z''<sub>1</sub>=18, ''z''<sub>2</sub>=21, ''z''<sub>3</sub>=57, ''z''<sub>4</sub>=60とした場合の減速比は次の通り。
:<math>m = \frac{z_4(z_3+z_1)}{z_1(z_4-z_3)} = 83.333</math>

[[File:Φ4.3 減速機.jpg|thumb|Φ4.3 減速機]]
[[File:Φ4.3 減速機 定規比較.JPG|thumb|Φ4.3 減速機 定規比較]]
小型の応用例として、[[合成樹脂|プラスチック]]歯車を用いたφ4.3×L3 mmサイズで減速比79.2の超小型不思議歯車減速機が実用化されている<ref>[http://www.icomes.co.jp/product/index.html 製品｜icomeslab-アイカムスラボ-]</ref>。

== 脚注 ==
<references />

== 出典 ==
{{Refbegin}}
* {{Cite|和書 |author=中田孝 |title=JIS記号による新版転位歯車 |publisher=日本機械学会 |year=1996 |edition=復刻|isbn=4888980675}}
{{refend}}

== 関連項目 ==
* [[遊星歯車機構]]

{{tech-stub}}

{{デフォルトソート:ふしきゆうせいはくるまきこう}}
[[Category:歯車]]