拡散数のソースを表示
←
拡散数
ナビゲーションに移動
検索に移動
あなたには「このページの編集」を行う権限がありません。理由は以下の通りです:
この操作は、次のグループに属する利用者のみが実行できます:
登録利用者
。
このページのソースの閲覧やコピーができます。
'''拡散数'''(かくさんすう、{{lang-en-short|diffusion number}})とは、[[陽解法]]を用いた[[拡散方程式]]の[[数値解析]]に際して、その[[数値的安定性]]を議論する上で重要な[[無次元数]]のひとつ。拡散数''d'' は次式で定義される。 : <math> d = k \dfrac{\Delta t}{(\Delta x)^{2}} </math> ここで * ''k'' :[[拡散係数]] * Δ''t'' :解析における時間間隔 * Δ''x'' :空間方向の間隔 である。 == 導出 == 1次元の[[拡散方程式]]: : <math> \dfrac{\partial {u}}{\partial t} = k \dfrac{\partial^2 {u}}{\partial {x}^2}</math> ここで * ''t'' :時間 * ''x'' :空間座標 を考える。[[差分法]]を用いて拡散方程式を離散化すると以下のようになる。 : <math> \dfrac{u^{n+1}_{i}-u^{n}_{i}}{\Delta t}=k\dfrac{u^n_{i+1}-2u^n_i+u^n_{i-1}}{(\Delta x)^2} </math> この式を拡散数''d'' を用いて書き直すと、時間ステップ''n'' +1 における物理量''u''<sub>''i''</sub><sup>''n'' +1</sup> を : <math> u^{n+1}_{i} = u^{n}_{i} + d(u^n_{i+1}-2u^n_i+u^n_{i-1}) </math> と表すことができる。 == 拡散数による安定性の評価 == 拡散方程式を陽解法、特に[[差分法]]を用いて計算する場合、拡散数の大きさにより解析の[[数値的安定性]]を[[フォン・ノイマンの安定性解析]]により評価することができる。解析を安定に進めるためには : <math> d \leq \frac{1}{2}</math> <!--= k \dfrac{\Delta t}{(\Delta x)^{2}}--> である必要がある。この式は以下のように書き換えられる。 : <math> \Delta t \leq \frac{1}{2}\dfrac{(\Delta x)^2}{k} </math> つまり時間間隔Δ''t'' をある値より小さくしなければ安定に解析ができない。解析を精度よく行うために空間解像度Δ''x'' を小さくする場合、Δ''t'' はその2乗で小さくしなければならず、この条件は非常に厳しいものとなる。 == 参考文献 == * {{Cite book|和書|author=竹内則雄、樫山和男、寺田賢二郎|authorlink=竹内則雄、樫山和男、寺田賢二郎|year=2003|month=9|title=計算力学|publisher=森北出版|isbn=4-627-91801-1|}} * {{Cite book|和書|author=藤井孝蔵|authorlink=藤井孝蔵|year=1994|month=4|title=流体力学の数値計算法|publisher=東京大学出版会|isbn=9784130628020|}} == 関連項目 == * [[拡散方程式]] * [[クーラン数]] {{DEFAULTSORT:かくさんすう}} [[Category:応用力学]] [[Category:数値微分方程式]] [[Category:流体力学の無次元数]] [[Category:数値流体力学]]
このページで使用されているテンプレート:
テンプレート:Cite book
(
ソースを閲覧
)
テンプレート:Lang-en-short
(
ソースを閲覧
)
拡散数
に戻る。
ナビゲーション メニュー
個人用ツール
ログイン
名前空間
ページ
議論
日本語
表示
閲覧
ソースを閲覧
履歴表示
その他
検索
案内
メインページ
最近の更新
おまかせ表示
MediaWiki についてのヘルプ
特別ページ
ツール
リンク元
関連ページの更新状況
ページ情報