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{{出典の明記|date=2016年5月13日 (金) 18:07 (UTC)}} {{Expand English|Curvature|date=2024年5月}} '''曲率'''(きょくりつ、{{Lang-en-short|curvature}})とは、[[曲線]]や[[曲面]]の曲がり具合を表す量である<ref>{{Cite Kotobank |word=曲率 |encyclopedia=百科事典マイペディア |accessdate=2022-02-10}}</ref>。 例えば、半径 ''r'' の円周の曲率は 1/''r'' であり、曲がり具合がきついほど曲率は大きくなる。この概念はより抽象的な図形である[[多様体]]においても用いられる。曲面上の曲線の曲率を最初に研究したのは、[[クリスティアーン・ホイヘンス|ホイヘンス]]とされ、[[アイザック・ニュートン|ニュートン]]の貢献もさることながら、オイラーは曲率の研究に本格的に取り組んだ。その他[[ガスパール・モンジュ|モンジュ]]、[[ヨハン・ベルヌーイ|ベルヌーイ]]、[[ジャン=バティスト・ムーニエ|ムーニエ]]なども研究した<ref> {{cite book |和書 |author=小林昭七 |title=曲線と曲面の微分幾何 |publisher=裳華房 |date=1977年8月20日 |isbn=4785311193 }}</ref>。 == 曲線の曲率 == === 定義 === ある任意の曲線において、線上の点 ''P''<sub>0</sub> を基点とし、そこから曲線上の任意点 ''P''([[位置ベクトル]] '''r'''<sub>''P''</sub> で表されるとする)までの距離を ''s'' とする。(この場合の s は一般座標上の距離か曲線上の長さのいずれでもよい。) このとき点 ''P'' の位置は、 :<math> \mathbf{r}_P = \mathbf{r}(s) </math> のように、変数 ''s'' の関数として表すことができる。(以下、特に断らない限り '''r'''<sub>''P''</sub> = '''r''' とする。) このとき、点 ''P'' で接する方向の[[単位ベクトル]](これを '''t'''<sub>''P''</sub> とする)は、 :<math> \mathbf{t}_P = \mathbf{t} (s) = \lim_{\Delta s \to 0} {\mathbf{r} (s + \Delta s) - \mathbf{r} (s) \over {\Delta s} } = {d \mathbf{r} \over {ds} }</math> となる。(位置ベクトルの変位分 ''Δ'''''r''' が十分小さいとき、|''Δ'''''r'''| = ''Δs'' であるから、これは単位ベクトルである。) 同様に、<math> \mathbf{r}_Q = \mathbf{r} (s + \Delta s) </math> と表される点 ''Q'' を考えるとき、点 ''Q'' 上の単位接線ベクトル '''t'''<sub>''Q''</sub> は、 :<math> \mathbf{t}_Q = \mathbf{t} (s + \Delta s) </math> であり、二つの単位接線ベクトル '''t'''<sub>''P''</sub> 、'''t'''<sub>''Q''</sub> のなす角度を ''Δθ'' とすると、 :<math>{ \left| \mathbf{t}_Q - \mathbf{t}_P \right| \over 2}= \sin {\Delta\theta \over 2} </math> である。 ''Δθ''が十分小さい、すなわち ''Δ'''''s''' が十分小さいとき、 :<math> \Delta\theta = \sin\Delta\theta = \left| \mathbf{t}_Q - \mathbf{t}_P \right| </math> と見做せる。 従って、接線傾斜 ''Δθ'' の変動率である χ を以下のように定義できる。 :<math> \chi(s) = { d \mathbf{\theta } \over {ds} } = \lim_{\Delta s \to 0} {\Delta \theta \over {\Delta s} } = \lim_{\Delta s \to 0} \left| {\mathbf{t} (s + \Delta s)-\mathbf{t} (s) \over {\Delta s} } \right | = \left | { d \mathbf{t} \over {ds} } \right | = \left | { d^2 \mathbf{r} \over {ds}^2 } \right | = {1 \over R(s)} </math> 一般に χ を'''曲率'''、χ の逆数 ''R'' を'''曲率半径'''と言う。 また、特に曲線が高次のとき、Δ''s'' → 0 の[[極限]]で二つの接線によって決まる平面を、点 ''P'' における'''[[接触平面]]'''と言う。 === 性質 === 更に、'''t''' を ''s'' で微分すると、 :<math> { d \mathbf{t} \over {ds} } = { d^2 \mathbf{r} \over {ds^2} } = \mathbf{n} {d \theta \over {ds} } = {\mathbf{n} \over R} </math> が得られる。ここで '''n''' が主法線方向の単位ベクトルであり、主法線と接線は直交している。これは ''d'' '''r'''/''ds'' が単位ベクトルのため、 :<math> \left( {d \mathbf{r} \over {ds} } \right)^2 = \left | { d \mathbf{r} \over {ds} } \right |^2 = 1 </math> となり、これを ''s'' について微分すると、 :<math> {d \over {ds} } \left( {d \mathbf{r} \over {ds} } \right)^2 = {d^2 \mathbf{r} \over {ds^2} } \cdot {d \mathbf{r} \over {ds} } + {d \mathbf{r} \over {ds} } \cdot {d^2 \mathbf{r} \over {ds^2} } = {\mathbf{n} \over R} \cdot \mathbf{t} + \mathbf{t} \cdot {\mathbf{n} \over R} = 0 </math> となるためである(ベクトル同士の[[ドット積|内積]]がゼロとなるので、当該ベクトル同士は直交している)。 ベクトル '''t''' と '''n''' の[[クロス積|外積]]、 :<math> \mathbf{t} \times \mathbf{n} = \mathbf{b} </math> で得られるベクトル '''b''' が陪法線方向の単位ベクトルとなる。陪法線は[[接触平面]]に対する法線となっている。 == 出典 == {{脚注ヘルプ}} <references /> == 関連項目 == * [[ガウス・ボネの定理]] * [[オイラーの定理 (微分幾何学)]] * [[ムーニエの定理]] * [[フレネ・セレの公式]] * [[捩率]] * [[物理学]] - [[力学]] * [[主曲率]] - [[ガウス曲率]] * [[断面曲率]] * [[リーマン曲率テンソル]] - [[リッチ曲率]] - [[スカラー曲率]] * [[曲率形式]] == 参考文献 == * {{cite book |和書| author=小林昭七 | title=曲線と曲面の微分幾何 | edition=改訂版 | year=1995 | publisher=裳華房 | url=http://www.shokabo.co.jp/mybooks/ISBN978-4-7853-1091-2.htm | isbn=978-4-7853-1091-2 | ref=harv }} {{Curvature}} {{Normdaten}} {{DEFAULTSORT:きよくりつ}} [[Category:幾何学]] [[Category:曲率|*]] [[Category:数学に関する記事]]
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