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{{出典の明記|date=2021年5月3日 (月) 10:00 (UTC)}} {| class="wikitable" style="text-align:center; float:right; margin:0px 0px 3px 7px;" ! 番目 !! 高度合成数 !! 約数の個数 |- | 1 | [[1]] | 1 |- | 2 | [[2]] | 2 |- | 3 | [[4]] | 3 |- | 4 | [[6]] | 4 |- | 5 | [[12]] | 6 |- | 6 | [[24]] | 8 |- | 7 | [[36]] | 9 |- | 8 | [[48]] | 10 |- | 9 | [[60]] | 12 |- | 10 | [[120]] | 16 |- | 11 | [[180]] | 18 |- | 12 | [[240]] | 20 |- | 13 | [[360]] | 24 |- | 14 | [[720]] | 30 |- | 15 | [[840]] | 32 |- | 16 | [[1260]] | 36 |- | 17 | [[1680]] | 40 |- | 18 | [[2520]] | 48 |- | 19 | [[5040]] | 60 |- | 20 | [[7560]] | 64 |- | 21 | [[10080]] | 72 |- | 22 | [[15120]] | 80 |- | 23 | [[20160]] | 84 |- | 24 | [[25200]] | 90 |- | 25 | [[27720]] | 96 |- | 26 | [[45360]] | 100 |- | 27 | [[50400]] | 108 |- | 28 | [[55440]] | 120 |- | 29 | [[83160]] | 128 |- | 30 | [[110880]] | 144 |- |} '''高度合成数'''(こうどごうせいすう、[[英語|英]]: highly composite number)とは、[[自然数]]で、それ未満のどの自然数よりも[[約数]]の個数が多いものをいう。 1から順に高度合成数を表すと :[[1]], [[2]], [[4]], [[6]], [[12]], [[24]], [[36]], [[48]], [[60]], [[120]], [[180]], [[240]], [[360]], [[720]], [[840]], [[1260]], [[1680]],…({{OEIS|A002182}}) 例えば'''24'''は約数を(1, 2, 3, 4, 6, 8, 12, 24)と8個持ち、24未満で約数を8個以上持つ自然数は存在しないので、高度合成数である。なお1と2は[[合成数]]ではないが、高度合成数に含める。 [[File:Highly composite number Cuisenaire rods 6.png|75px|thumb|{{ill2|クイゼネールロッド|en|Cuisenaire rod}}を用いた最初の4つの高度合成数1, 2, 4, 6のデモンストレーション]] == 素因数分解との関係 == [[約数#約数の個数|約数の個数]]は[[素因数分解]]で求まる。例えば [[15120]] = 2<sup>4</sup> × 3<sup>3</sup> × 5 × 7 であるから、約数の個数は (4+1) × (3+1) × (1+1) × (1+1) = 80 個である。 == 概要 == 高度合成数の概念は、インドの数学者[[シュリニヴァーサ・ラマヌジャン]]により考案された。 明らかに高度合成数は無限に存在する。というのも、正整数の正の約数の個数はいくらでも大きくなりうるためである。 高度合成数は :<math>2^{a_2}3^{a_3}5^{a_5}\cdots p(b)^{a_{p(b)}}</math> という形で[[素因数分解]]され、 :<math>a_2\geq a_3\geq\cdots\geq a_{p(b)}</math> を満たす数である (''p''(''b'')は 2 から数えて''b''番目の素数)。 また[[素因数]]には 2 から ''p''(''b'') までの全ての[[素数]]を含む。 なお 4 と 36 以外の高度合成数では ''a<sub>p</sub>''= 1 である。 したがって高度合成数のうち[[平方数]]は '''4''' と '''36''' のみであり、それ以外の[[累乗数]]は高度合成数にはなりえない。 高度合成数は、伝統的な[[度量衡]]の体系にしばしば現れ(例:時間の24や [[60]]、角度の360、[[ダース]]の [[12]] など)、また工学的な設計によく使われる。 これは除算を含む計算が簡単に行える利点による。 ''Q''(''x'') で ''x'' 以下の高度合成数の個数を表すと、1 より大きな定数 ''a'', ''b'' が存在して :([[自然対数|log<sub>''e''</sub>]] ''x'')<sup>''a''</sup> ≤ ''Q''(''x'') ≤ (log<sub>''e''</sub> ''x'')<sup>''b''</sup> が成り立つ。 == 関連項目 == * [[合成数]] * [[超過剰数]] {{Divisor classes}} {{DEFAULTSORT:こうとこうせいすう}} [[Category:数論]] [[Category:整数の類]] [[Category:数学に関する記事]]
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