アドミタンス

提供: testwiki
2023年9月11日 (月) 16:47時点におけるimported>Kara3による版 (R, L, C並列回路)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:物理学 テンプレート:物理量

アドミタンステンプレート:Lang-en-short)は、交流回路における電流電圧の比である。慣習的に記号 Y、単位としてはジーメンス(S)が用いられる。計算を簡略化するため複素数表示(フェーザ表示)で表されることが多い。直流回路における電気伝導の代わりに用いられる。 交流回路における電圧と電流の比である インピーダンス Z とは次の関係がある。

テンプレート:Indent

本項では、特に断りのない限り、記号 テンプレート:Mvar虚数単位テンプレート:Mvar交流角周波数に用いる。

抵抗によるもの

電気伝導(コンダクタンス)成分と呼ぶ。電気伝導をG、電気伝導によるアドミタンスをYGとすると次のようになる。

テンプレート:Indent

インダクタンスによるもの

誘導性サセプタンス(susceptance)成分と呼ぶ。インダクタンスをL、インダクタンスによるアドミタンスをYLとすると次のようになる。

テンプレート:Indent

静電容量によるもの

容量性サセプタンス成分と呼ぶ。静電容量をC、静電容量によるアドミタンスをYCとすると次のようになる。

テンプレート:Indent

R, L, C並列回路

R, L, C並列回路において、総合アドミタンスを Y、サセプタンス成分を B、加える電圧の複素数表示を V実効値Ve、流れる電流の複素数表示を I・実効値を Ie とすると次のようになる。 テンプレート:Indent また、テンプレート:疑問点範囲 φ は次式で表される。

テンプレート:Indent

インピーダンスのRLC直列回路とは次表の相関関係となる。

RLC直列回路 RLC並列回路
Z=R+jX Y=G+jB
Z=R+jωL+1jωC Y=G+1jωL+jωC
X=ωL1ωC B=ωC1ωL
単位:[Ω](オーム) 単位:[S](ジーメンス)
V=IZ I=VY
Ve=IeR2+X2 Ie=VeG2+B2
Z: インピーダンス
R: レジスタンス(抵抗)
X: リアクタンス
Y: アドミタンス
G: コンダクタンス(電気伝導)
B: サセプタンス
L: インダクタンスC: キャパシタンス

関連項目

テンプレート:イミタンス テンプレート:電磁気学 テンプレート:Normdaten