フッ化ビスマス(III)
テンプレート:Chembox フッ化ビスマス(III)(フッかビスマス、テンプレート:Lang-en-short)はビスマスの三フッ化物で、化学式BiF3で表される無機化合物。三フッ化ビスマスとも呼ばれる。
合成
酸化ビスマス (III)とフッ化水素酸とを反応させることにより得られる[1]
構造
α-BiF3は立方晶型の結晶構造を持つ(ピアソン記号テンプレート:Enlink cF16, 空間群 Fm-3m, No. 225)。β-BiF3 はフッ化イットリウム(III)のような9つの配位子を持つ、歪んだtricapped trigonal prism構造をとる[2]。この構造体は一般にイオン性であると考えられ、ビスマスより軽い第15族元素のフッ化物である三フッ化リン(PF3)、三フッ化ヒ素(AsF3)、三フッ化アンチモン(SbF3)と対比される[2]。
脚注
テンプレート:ビスマスの化合物 テンプレート:Chem-stub
- ↑ テンプレート:Greenwood&Earnshaw
- ↑ 2.0 2.1 Wells A.F. (1984) Structural Inorganic Chemistry 5th edition Oxford Science Publications ISBN 0-19-855370-6