へびつかい座TX星
テンプレート:天体 基本 テンプレート:天体 位置 テンプレート:天体 物理 テンプレート:天体 別名称 テンプレート:天体 終了
へびつかい座TX星(へびつかいざTXせい、TX Ophiuchi、TX Oph)は、へびつかい座の方向に位置する脈動変光星である。
発見
へびつかい座TX星は、ハーヴァード大学天文台の写真乾板の調査から、リーヴィットによって発見されたテンプレート:R。その後、ツィナーによって確定した変光星となり、以後「へびつかい座TX星」と呼ばれることになったテンプレート:R。ゲラシモヴィッチは、へびつかい座TX星の光度変化を詳しく調べ、その特徴がおうし座RV星と似ていることを明らかにしたテンプレート:R。
特徴
へびつかい座TX星は、変光星総合カタログではRVAに分類されるおうし座RV型変光星であるテンプレート:R。RVAは、おうし座RV型星の中でも、平均等級が変化しないものが分類されるテンプレート:R。へびつかい座TX星は、約135日の周期で、9.7等から11.4等の間を増減光することが知られているテンプレート:R。スペクトル型は変光に伴って変化するが、典型的にはG0とされるテンプレート:R。近年になって、RVAと分類されているにもかかわらず、へびつかい座TX星に1万から1万2千日の周期で明るさが若干変化しているのがみつかっているテンプレート:R。
へびつかい座TX星の金属量は、水素を基準とした相対的な鉄の量でみて、太陽と比較し-1.2 dexという金属欠乏星である。その金属量と、視線速度の大きさ、銀緯からへびつかい座TX星は、テンプレート:仮リンクに属する恒星と考えられるテンプレート:R。
へびつかい座TX星は、テンプレート:仮リンクにおける赤外線測光観測から、赤外超過が検出され、温度970K、半径が恒星の13倍程度の星周塵の外層があるのではないかといわれたが、広域赤外線探査衛星による最近の観測では、赤外超過はないとされているテンプレート:R。