アパッチポイント天文台

提供: testwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:Infobox 天文台 アパッチポイント天文台(アパッチポイントてんもんだい、テンプレート:Lang-en:APO 天文台コード: 705)はアメリカニューメキシコ州のテンプレート:仮リンクのサクラメント山脈の標高2800mにある天文台で[1]、テンプレート:仮リンクから南に11km離れた位置にある。天文台の運用はテンプレート:仮リンク(NMSU)が行い、天文台の所有者は天体物理学研究コンソーシアム(ARC)である[2]。望遠鏡や建物内への無断での立ち入りは制限されている[3]。

沿革

天体物理学研究コンソーシアム(ARC)は専用の3.5m望遠鏡を建設することを目標に1984年に設立され、設立当初はニューメキシコ州立大学、ワシントン大学、シカゴ大学、プリンストン大学、ワシントン州立大学によって組織されていた。

さらにその後ジョンス・ホプキンス大学、コロラド大学、バージニア大学、ジョージア州立大学、オクラホマ大学、ワイオミング大学、ブリガムヤング大学、プリンストン高等研究所もARCに加わった。アパッチポイント天文台にある望遠鏡のうち、ARCの資金で建設されたのは3.5m望遠鏡と0.5m望遠鏡だけで、SDSSの望遠鏡はさらに幅広い資金源による予算で建設されたほか、1.0m望遠鏡はニューメキシコ州立大学だけで建設・運用がされている[4]。 テンプレート:Clear

望遠鏡

ARC 3.5 m望遠鏡

ARC3.5m望遠鏡

ARC3.5m望遠鏡は経緯台式架台に搭載されたリッチー・クレチアン式望遠鏡で、複数の焦点面に複数の観測装置を搭載している。建物の建設は1984年に始まったが、テンプレート:仮リンクの製造上の問題により本格運用の開始は1994年11月までずれ込んだ[5]。その間1991年から1993年の間、代わりに小型の口径1.8mの主鏡を望遠鏡に取り付けて観測を行っていたが、現在はこの鏡は費用分担協定に基づきテンプレート:仮リンクに置かれている[6][7]。

3.5m望遠鏡には現在可視光から赤外線領域に至るまで以下のような様々な観測装置が設置されている。

  • ARCエシェル分光器 (ARCES)は2048 × 2048 ピクセルのCCDイメージセンサを搭載した、テンプレート:仮リンクがR∼31,500[8]に達する分光装置である。
  • ダブル撮像分光器(The Double Imaging Spectrometer:DIS)は低い分解能での分光と撮像が両方可能な装置である[9]。
  • KOSMOSはNSF国立光赤外線天文学研究所(NOIRLab)から長期貸与を受けている低分解能分光器である。
  • 近赤外カメラ/ファブリ・ペロー分光器(Near Infrared Camera/Fabry–Pérot Spectrometer:NICFPS)はコロラド大学ボルダー校で開発された、1024 × 1024ピクセルの H1RG HgCdTe赤外線検出器と近赤外ファブリ・ペロー干渉計装置である。[H2]、[Fe II]、[SiVI]といった多数の狭帯域フィルターに対応している。液体窒素で冷却して使用する天文用ファブリ・ペロー装置はこの施設独特の装置である[10]。
  • ARC望遠鏡撮像カメラ(ARCTIC)は4096 × 4096 ピクセルCCDによる可視光撮像装置である[11]
  • トリプルスペック(Tspec)は近赤外分光器で、3種類の波長帯にまたがる0.94–2.46 ミクロンの波長範囲で連続的にスペクトルを取得できる装置で、分解能は中程度で選択するスリットによってR∼3500程度である[12]。
  • Agileは1024 × 1024ピクセルのフレーム転送型CCDを使用した高速撮像装置である[13]。

3.5m望遠鏡はテンプレート:仮リンク(APOLLO)プロジェクトにも使用されている。2005年10月以来、地球と月の距離をミリメートルの精度で繰り返し測定している[14][15]。

3.5m望遠鏡を用いた観測は、望遠鏡ユーザーインターフェースによってインターネットを通じて観測者が遠隔で行うこともできる[16]。

SDSS 2.5 m望遠鏡

SDSSの望遠鏡格納庫

SDSS2.5m望遠鏡はスローン・デジタル・スカイサーベイ(SDSS)に使用されている、2000年から運用が始まった経緯台搭載のリッチー・クレチアン式望遠鏡で、普段は専用の格納庫(エンクロージャー)に覆われているが稼働時だけ建物がスライドして望遠鏡が外に出るという形で運用されている。最大の目的であるSDSSの掃天観測を効果的に行うべく、望遠鏡の視野はおよそ 3°と広く設計されている[17]。

NMSU 1.0 m望遠鏡

ニューメキシコ州立大学1.0m望遠鏡は経緯台搭載のリッチー・クレチアン式望遠鏡で、1994年に完成した[18][19]。ナスミス焦点に2048 × 2048ピクセルのCCD撮像装置を搭載しており、視野は15.7分角四方である[20]。

0.5 m ARCSAT望遠鏡

ARC小口径望遠鏡(ARC Small Aperture Telescope :ARCSAT)は、以前にSDSSプロジェクトの一部として使用されていたころは測光用望遠鏡(PT)とも呼ばれていた、赤道儀搭載の口径50cmの反射望遠鏡で、クライオタイガーユニットで冷却される単一のCCDカメラを観測装置としていた[21]。1991年に建設され、1998年に現在の位置に移転され、SDSSによって2005年まで補助的に使用されていた[22]。現在は小規模な研究プロジェクトのために活用されている。

以前設置されていた望遠鏡

  • 1993年にSDSSプロジェクトで空の条件を監視するために口径60cm望遠鏡が建設されていたが、満足のいく動作が一度も実現されなかったため、その後前述のPTに置き換えられた[22]。

発見した小惑星

小惑星センターは2026年5月時点で15個の番号登録小惑星について、発見者を直接アパッチポイント天文台とクレジットしている[23]。なおその他に、SDSSが発見者となっている小惑星が3700個以上あり、これは小惑星番号がついた天体の発見数としては全発見者・発見機関の中で13位に位置付けている[23]。

ギャラリー

関連項目

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

出典

外部リンク

テンプレート:Commons category

テンプレート:Authority control