アラニンラセマーゼ
ナビゲーションに移動
検索に移動
テンプレート:Enzyme テンプレート:Infobox protein family テンプレート:Infobox protein family アラニンラセマーゼ(alanine racemase, テンプレート:EC number)は、アラニンのラセミ化を触媒する酵素である。
- L-アラニン D-アラニン
構造
ピリドキサール-5-リン酸を補酵素にもつ。
アイソザイムが存在する。サルモネラ属細菌では、D-アラニンの合成に働くAlrと、アラニンの分解に働くDadBの両アイソザイムが見出されている。
所在
細菌に広く分布している。これは、細胞壁の成分(ペプチドグリカン)の必須成分であるD-アラニンを合成するためである。 真核生物でも、D-アラニンを資化できる酵母の一種 (Schizosaccharomyces pombe)や、D-アラニンを含む環状ペプチドであるシクロスポリンAを生産するカビの一種 (Tolypocladium niveum)には本酵素が存在する。
出典
- 『生化学辞典 第4版』東京化学同人、2007年 ISBN 9784807906703