カリウムアミド

テンプレート:Chembox カリウムアミド（テンプレート:Lang-en-short）は、化学式KNH₂で表される金属アミドの一種である。

製法

カリウムとアンモニアから製造することができる。

$2\mathrm{K}+2\mathrm{N}\mathrm{H}{\phantom{A}}_3\stackrel{65-105^{o}C}{\to }2\mathrm{K}\mathrm{N}\mathrm{H}{\phantom{A}}_2+\mathrm{H}{\phantom{A}}_2$

性質

吸湿性のある灰白色の粉末で、水と反応する。

単斜晶系の結晶構造で、空間群は P2₁/m である。湿った空気中で分解し、水酸化カリウムとアンモニアを生じる 。

1808年に、フランスの化学者ジョセフ・ルイ・ゲイ＝リュサックとルイ・テナールにより発見された。

用途

有機化学において、求核置換反応や重合反応に使用される。