キャップ積

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代数トポロジーにおいて、キャップ積テンプレート:Lang-en-short)は次数 pテンプレート:仮リンクと次数 qpコチェインから次数 pq の新しいチェインを作る手法である。キャップ積は1936年にテンプレート:仮リンクにより、1938年にテンプレート:仮リンクにより独立に導入された。

定義

X位相空間とし R を係数環とする。キャップ積は特異ホモロジー及びコホモロジー上の双線型写像

:Hp(X;R)×Hq(X;R)Hpq(X;R)

であって以下のように定義される。特異チェイン σ:Δ p X と特異コチェイン ψCq(X;R) に対し

σψ=ψ(σ|[v0,,vq])σ|[vq,,vp]

とする。ここで、表記 σ|[v0,,vq] は単体写像 σ の底のベクトルによって張られる面への制限を表す。テンプレート:仮リンクを参照。

Equations

キャップ積のバウンダリは次で与えられる:

(σψ)=(1)q(σψσδψ).

写像 f が与えられると誘導された写像は次を満たす:

f*(σ)ψ=f*(σf*(ψ)).

キャップ積とカップ積は次で関係づけられる:

ψ(σφ)=(φψ)(σ)

ただし

σ:Δp+qX , ψCq(X;R) and φCp(X;R).

最後の式の面白い結果として、H(X;R) は右 H(X;R) 加群になる。

関連項目

参考文献