キュムラント母関数

提供: testwiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

テンプレート:出典の明記 キュムラント母関数テンプレート:Lang-en-short, cgf)は、モーメント母関数の対数として定義されるキュムラント母関数。なお特性関数の対数として定義されるものは第2キュムラント母関数(テンプレート:Lang-en-short)とここでは呼ぶことにする。

定義

確率変数 X のキュムラント母関数 KX(t) はモーメント母関数 MX(t)を使用して次のように定義できる。

MX(t)=exp(KX(t))

対数を使って変形すると

KX(t)=log(MX(t))=log(E(etX))=log(n=0tnn!μn)=log(1+tμ1+t22!μ2+)=n=1tnn!κn=0+tκ1+t22!κ2+

ここで、

μnn 次のモーメント。
κnn 次のキュムラント

n次キュムラントは次のように与えられる。

κn=ntnKX(t)|t=0=ntnlog(MX(t))|t=0

第2キュムラント母関数

第2キュムラント母関数 KX(t) を特性関数 ψX(t)の対数として次のように定義できる。

KX(t)=logφX(t)=log(E(eitX))=log(n=0(it)nn!μn)=n=1(it)nn!κn

n次キュムラント κn は次のように計算される。

κn=1inntnKX(t)|t=0

キュムラント母関数の性質

キュムラントの性質を利用することの利点として以下の性質がある。

  • 独立な確率変数 XY の和のキュムラント母関数は、それぞれの確率変数のキュムラント母関数の和に等しい。
KX+Y(t)=log(E(et(X+Y)))=log(E(etX)E(etY))=log(E(etX))+log(E(etY))=KX(t)+KY(t).

参考文献

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

テンプレート:Statistics-stub