クリーク (グラフ理論)

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K5 完全グラフ。部分グラフがこのようになっている場合、その部分グラフの頂点群は大きさ5のクリークを形成している。
6個の頂点と7本の辺から成るグラフ。このグラフでは大きさ3の唯一のクリークが 1, 2, 5 である。

グラフ理論において、無向グラフ G=(V,E)クリークテンプレート:Lang-en-short)とは、頂点の部分集合 CV のうち、C に属するあらゆる2つの頂点を繋ぐ辺が存在するものをいう。これはすなわち、C から誘導される部分グラフ完全だということである。なお、頂点の集合ではなく、そのような部分グラフをクリークと呼ぶこともある。(また包含関係に関して極大な完全部分グラフのみをクリークと呼ぶこともあるので注意がいる[1]。)クリークに属する頂点数をそのクリークの大きさと言う。

与えられたグラフに指定された大きさのクリークがあるかどうかを求める問題(クリーク問題、その特殊版が最大クリーク問題)はNP完全である。

クリークの逆の概念を独立集合と呼び、クリークは必ず補グラフの独立集合と対応する。

この用語は、頂点を人、辺を「知っている」という意味としたとき、全ての人が互いに知っていることになるため "テンプレート:En"(徒党、派閥)と名付けられた。

グラフ G の最大クリークは理論上重要であり、ω(G) で表される。[2]

n-クリーク

グラフ G の部分グラフ C について、 C に属する頂点のすべての対のの長さが n 以下である場合、 Cn-クリークという[3]。ふつうのクリークは1-クリークである。

脚注・出典

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関連項目

外部リンク

  • Cliquer, 任意の重み付きグラフでクリークを求めるためのC言語ルーチン群