シアン酸銀
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シアン酸銀は、化学式:AgOCNで表される銀のシアン酸塩である。灰色がかったベージュ色の粉末である。雷酸銀(I)(化学式:AgCNO)の異性体であるが、爆発性は無い。
空間群P21/mの結晶構造を持つ単結晶で、パラメーターa = 547.3 pm, b = 637.2 pm, c = 341.6 pm 、β = 91°である[1]。
合成
硝酸銀(I)とシアン酸カリウムか尿素の反応によって合成される[2]。
硝酸と反応させると、硝酸アンモニウムと二酸化炭素が生成される[3]。
出典
- ↑ D. Britton, J. D. Dunitz: The crystal structure of silver cyanate, Acta Crystallogr. (1965). 18, 424-428, テンプレート:DOI
- ↑ テンプレート:Citation2
- ↑ J. Milbauer: Bestimmung und Trennung der Cyanate, Cyanide, Rhodanide und Sulfide in Fresenius' Journal of Analytical Chemistry 42 (1903) 77-95, テンプレート:DOI.
関連項目
- シアネート(シアン酸塩の総称)
- ユストゥス・フォン・リービッヒ
- フリードリヒ・ヴェーラー
- CAgNO - 曖昧さ回避