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ステアリン酸水銀(Mercury(II) stearate)は、有機金属化合物の1つで、水銀とステアリン酸の塩である。化学式は、C36H70HgO4である[1]。脂肪酸の金属誘導体である金属石鹸の1つである。吸入、摂取、経皮吸収で高い毒性を持つ[2]。
合成
ステアリン酸ナトリウムと塩化水銀(II)の交換反応で生成する。
また、酸化水銀をステアリン酸とともに加熱することでも得られる[3]。
物理的性質
黄色の蝋状の物質である[4]。
利用
殺菌剤として用いられる[2]。また、セラミックス製造の際の可塑剤として用いられる。
出典
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テンプレート:水銀の化合物