デクスター機構(デクスターきこう)は、励起電子状態がある分子(ドナー)から別の分子(アクセプター)へ移動することによる消光機構のことである。
これはドナーとアクセプターの間の波動関数の重なりが必要であるので、一般には15-20Åオーダーの近距離でのみ起こる。
励起状態は1段階もしくは2段階の電子移動によって交換される。
デクスター機構でのエネルギー移動速度定数は
ここで、はドナーとアクセプター間の距離、はドナーとアクセプターのファンデルワールス半径の和、は以下で表されるスペクトルの重なり積分である。
参考文献
関連項目
テンプレート:Physics-stub