ド・ブランジュ空間
ナビゲーションに移動
検索に移動
数学において、ド・ブランジュ空間 (ドブランジュくうかん テンプレート:Lang-en-short) とは、関数解析学上の概念であり、ド・ブランジュ関数を用いて構築される。
この概念の名前は、この空間に関する多くの定理、特にヒルベルト空間としての性質について証明し、それらを用いてビーベルバッハ予想を証明したルイ・ド・ブランジュにちなむ。
ド・ブランジュ関数
ド・ブランジュ関数 (テンプレート:Lang) とは、 から への整関数 テンプレート:Mvar のうち、複素平面の上半平面に属する全ての テンプレート:Mvar について不等式 が満たされるものをいう。
定義1
あるド・ブランジュ関数 テンプレート:Mvar に対して、ド・ブランジュ空間 テンプレート:Math は次を満たす整関数全体と定義される。
ここで、
- は複素平面の上半平面、
- 、
- は上開半平面上の通常のハーディ空間である。
定義2
ド・ブランジュ空間は、次の条件を満す整関数 テンプレート:Mvar 全体として定義することもできる。
ヒルベルト空間として
あるド・ブランジュ空間 テンプレート:Math に対し、次の様にスカラー積を定義する。
このような積を持つド・ブランジュ空間はヒルベルト空間であることを証明できる。