ヤコビの四平方定理

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ヤコビの四平方定理 (テンプレート:Lang-en-short) は、自然数を高々四個の平方数の和で表す方法の数を与える定理[1]。名称はドイツの数学者ヤコビに由来する。

自然数Nを高々四個の平方数の和で表す方法の数は

r4(N)=84dNd

で与えられる。但し、シグマ記号は4で整除されないNの約数(1とNを含む)について和を取ることを表す。N1ならばr4(N)8であるから、ヤコビの四平方定理はラグランジュの四平方定理を包含する。

ヤコビの四平方定理はヤコビ楕円関数論を使用して証明した。この定理はガウスが『整数論』の第182条で述べたものと同値である[2]

具体例

例えば、

r4(12)=8(1+2+3+6)=96

であるが、実際に12を高々四個の平方数の和で表す方法は

12=(±2)2+(±2)2+(±2)2+02=(±2)2+(±2)2+02+(±2)2=(±2)2+02+(±2)2+(±2)2=02+(±2)2+(±2)2+(±2)2=(±3)2+(±1)2+(±1)2+(±1)2=(±1)2+(±3)2+(±1)2+(±1)2=(±1)2+(±1)2+(±3)2+(±1)2=(±1)2+(±1)2+(±1)2+(±3)2

であり、符号と順序を区別すれば96個になる。

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脚注

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参考文献