炭酸マグネシウム

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テンプレート:Chembox 炭酸マグネシウム(たんさんマグネシウム、MgCO3)はマグネシウム炭酸塩である。工業用原料の一種で反射率が高いことで知られる。身近な用途としては便秘薬、制酸剤重量挙げ滑り止めの粉などに使われる。

産出・製造

天然鉱物菱苦土石(マグネサイト)として産出する。最大の産出国は中国。天然鉱物の苦灰石(ドロマイト、白雲石、CaMg(CO3)2)は炭酸マグネシウムと炭酸カルシウムの複塩鉱物である。

特性

MgCOA3MgO+COA2
  • 強酸やカルボン酸と反応して溶け、二酸化炭素を放出する。
  • マグネシウム塩水溶液に炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウムを加えて沈殿させたものは塩基性炭酸マグネシウム(mMgCOA3Mg(OH)A2nHA2O)と呼ばれ、これを炭酸マグネシウムと呼ぶことが多い。塩基性炭酸マグネシウムの組成比は製法によって異なり、テンプレート:Chem に対して、テンプレート:Chem が3〜5、テンプレート:Chemが3〜7の比となる。

用途

  • 数量ベースでは工業用原料としての用途が最も重要である。天然ゴムや合成ゴムの増強剤、耐火・断熱材料、肥料原料、インク・塗料の添加物、ガラス添加剤、製紙、化粧品添加物、食品添加物として用いられる。
  • 酸化マグネシウムの原料
  • 制酸剤緩下剤医薬品)、歯磨き粉の研磨剤、pHアルカリ化用サプリメント
  • 各種運動用具の滑り止め(「タンマ」、「タンマグ」と略称されることもある)、クライミングチョーク

関連項目


テンプレート:マグネシウムの化合物