相対的内部
ナビゲーションに移動
検索に移動
数学において、集合の相対的内部(そうたいてきないぶ、テンプレート:Lang-en-short)は、集合の内部の概念を精錬したもので、高次元空間内の低次元集合を扱う際にしばしば有用となる。直観的に、与えられた集合の相対的内部とは、その集合の(その集合を含む最小の部分空間に相対する意味での)「へり」にない全ての点からなる。
厳密には、集合 テンプレート:Mvar の相対的内部 テンプレート:Math は、テンプレート:Mvar のアフィン包の中で考えた テンプレート:Mvar の内部[1]、すなわち
として定義される。ここで テンプレート:Math は テンプレート:Mvar のアフィン包であり、テンプレート:Math は テンプレート:Mvar を中心とする半径 テンプレート:Mvar の球である。球の構成には任意の距離を用いてよい(即ち、すべての距離函数が相対的内部として同じ集合を定義する)。
任意の空でない凸集合 テンプレート:Mathに対して、相対的内部は次で定義される。