酸化コバルト(II)

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テンプレート:Chembox 酸化コバルト(II)(Cobalt(II) oxide)は黄緑から赤色の結晶、または灰色から黒色の粉末である[1]セラミックス産業では青色の釉薬およびエナメルに、化学産業ではコバルト(II)塩の合成に使われている。CoOの結晶はペリクレース岩塩)構造で、格子定数は4.2615 Åである[2]

合成

赤熱した単体のコバルトに水蒸気を接触させて得られる。

分解

酸化コバルト(II,III)を950℃に熱すると酸化コバルト(II)と酸素に分解する[3]

2CoA3OA46CoO +OA2

着色剤

酸化コバルト(II)は数世紀前から陶磁器の着色剤として使われ、古くは12世紀のドイツで使われていた[4]。酸化コバルト(II)を添加された陶磁器はコバルトブルーと呼ばれる深青色に着色される。

脚注

  1. テンプレート:Cite web
  2. Phys. Rev. B 35 6847 http://link.aps.org/abstract/PRB/v35/p6847
  3. Process for making a cobalt oxide catalyst, James, Leonard E. (Richmond, VA) Crescentini, Lamberto (Chester, VA) Fisher, William B. (Chester, VA) 1983. http://www.freepatentsonline.com/4389339.html
  4. Zamek, Jeff: "A Problem With Cobalt?" Ceramics Today http://www.ceramicstoday.com/articles/zamek_cobalt.htm

関連項目

外部リンク

テンプレート:コバルトの化合物