リーマン形式

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数学において、アーベル多様体モジュラー形式の理論におけるリーマン形式 (リーマンけいしき、Riemann form) とは、以下のデータからなる。

  1. α の実線型拡大 α:g×g は、g×g のすべての (v,w) に対して、α(iv,iw)=α(v,w) を満たす。
  2. 付随するエルミート形式 H(v,w)=α(iv,w)+iα(v,w)正定値である。

(ここに記述したエルミート形式は、第一変数について線型である。)

リーマン形式は、次の理由により重要である。

  • 任意の保型因子チャーン類テンプレート:仮リンク(alternatization)はリーマン形式である。
  • 逆に、任意のリーマン形式が与えられると、保型因子であって、そのチャーン類の交代化が与えられたリーマン形式であるようなものを構成できる。

参考文献