光度距離

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光度距離 (こうどきょり、テンプレート:Lang-en) とは、天体絶対等級みかけの等級から定まる距離の指標のひとつ。

定義

ある天体の光度L、フラックス(輝度)を とするとき、関係式 テンプレート:Indent により定義される距離の次元を持つ量 dL をその天体の光度距離と呼ぶテンプレート:Sfnテンプレート:Sfn。あるいは同じことだが、天体の絶対等級を M、見かけの等級を m とするとき、その天体の光度距離 dL (パーセクを単位とする) は テンプレート:Indent により定義されるテンプレート:Sfn

近傍(低赤方偏移)の宇宙においては光度距離はその天体までの物理的な距離に一致するものの、遠方(高赤方偏移)においては宇宙膨張のために光度距離は物理的な距離(共動距離)とは一致しなくなるテンプレート:Sfn

赤方偏移との関係

天体の光度距離 dL と共動距離 xテンプレート:Indent という関係にあるテンプレート:Sfn。ここに SK は宇宙の曲率 K から定まる関数 テンプレート:Indent であるテンプレート:Sfn。共動距離 x は赤方偏移 z と、H(z) をハッブルパラメータとして テンプレート:Indent という関係にあるテンプレート:Sfn。これによって天体の光度距離 dL を赤方偏移 z の関数とみなすことができ、それをプロットしたグラフはハッブル図として知られているテンプレート:Sfn。この関数関係 dL(z) はハッブルパラメータ H(z) を通じて宇宙の膨張則に依存しており、ここから宇宙論パラメータの制限を得ることができるテンプレート:Sfn

異なる密度パラメータに対する赤方偏移と光度距離の関係のグラフ。ダークエネルギーと物質のみの宇宙を仮定し (すなわち ΩΛ0+Ωm0=1)、物質の密度パラメータ Ωm0=0,0.315,1 に対する光度距離の赤方偏移依存性をプロットしたもの。

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脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

外部リンク