条件収束

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数学において、級数あるいは積分条件収束(じょうけんしゅうそく)するとは、収束するが絶対収束しないことをいう。

定義

正確には、級数

n=0an

条件収束する (converge conditionally) とは、

limmn=0man

が存在して有限の数である(テンプレート:Mathテンプレート:Math ではない)が、

n=0|an|=

であることをいう。

古典的な例は次の交代級数

112+1314+15=n=1(1)n+1n

であり、これは テンプレート:Math に収束するが、絶対収束しない(調和級数を参照)。

ベルンハルト・リーマン (Bernhard Riemann) はテンプレート:仮リンクと呼ばれる次の定理を証明した。条件収束する級数は、項の順序を入れ替えることによって、テンプレート:Mathテンプレート:Math を含むどんな和にも収束させることができる。

典型的な条件収束積分は テンプレート:Math の非負の実軸上の積分である(フレネル積分を参照)。

関連項目

参考文献

  • Walter Rudin, Principles of Mathematical Analysis (McGraw-Hill: New York, 1964).