コリスミ酸リアーゼ
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テンプレート:Enzyme テンプレート:Infobox protein family コリスミ酸リアーゼ(Chorismate lyase、テンプレート:EC number)、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- コリスミ酸4-ヒドロキシ安息香酸 + ピルビン酸
従って、この酵素の基質はコリスミ酸のみ、生成物は4-ヒドロキシ安息香酸とピルビン酸の2つである。
この酵素はリアーゼ、特に炭素-炭素結合を切断するオキソ酸リアーゼに分類される。系統名は、コリスミ酸 ピルビン酸リアーゼ (4-ヒドロキシ安息香酸形成)(chorismate pyruvate-lyase (4-hydroxybenzoate-forming))である。他に、CL、CPL、UbiC等とも呼ばれる。
この酵素は、ユビキノン生合成の第一段階を触媒する。大腸菌やその他のグラム陰性菌で、コリスミ酸からピルビン酸を除去し、4-ヒドロキシ安息香酸を生成する[1]。活性には、金属補因子は必要ない[2]。
分布
ガンマプロテオバクテリア、ベータプロテオバクテリア、シアノバクテリアなどで遺伝子が同定されている。真核生物でも出芽酵母のようにシキミ酸経路を持つ生物では、この酵素を利用していると考えられている。