コンコイド

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コンコイド
本文の式でa=1,l=1のとき
コンコイド
本文の式でa=1,l=2のとき

コンコイド(conchoid)は直交座標の方程式

(xa)2(x2+y2)l2x2=0

によって表される曲線である。古代ギリシアの数学者テンプレート:仮リンクにちなんでニコメデスのコンコイドとも呼ばれる[1]

器具を用いたニコメデスのコンコイドの書き方(アスカロンのエウトキオスによるアルキメデス球と円柱について』の註解に説明がある)

名称

当初は、形がムラサキイガイ (テンプレート:Lang-grc-short) に似ていることから、コクロイド (cochloid, テンプレート:Lang-grc-short) と呼ばれていた。しかし、やがてコンコイド (conchoid, テンプレート:Lang-grc-short) と呼ばれるようになった[1]

性質

パラメータ表示では

x=a+lcosθ,y=atanθ+lsinθ

と表される。 極座標の方程式では

r=acosθ+l

と表される。

x軸に対して線対称である。x=aを漸近線に持つ。

参考文献

  • 『曲線の事典 性質・歴史・作図法』 礒田正美、Maria G. Bartolini Bussi編、田端毅、讃岐勝、礒田正美著
共立出版、2009年 ISBN 9784320019072

テンプレート:Reflist

外部リンク

  1. 1.0 1.1 Greek Mathematical Works, Volume I: Thales to Euclid. Translated by Ivor Thomas. Loeb Classical Library 335. Cambridge, MA: Harvard University Press, 1939. pp.299-303. (Pappus(アレキサンドリアのパップス), Collection iv. 26. 39-28. 43, ed. Hultsch 242. 13-250. 25)