メンガーのスポンジ

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メンガーのスポンジの構成過程における4回目の反復 (M4) におけるイメージ図。

メンガーのスポンジとは1926年[1]カール・メンガーにより発見された自己相似フラクタル図形の一種であり、立方体に穴をあけたものである。そのフラクタル次元ハウスドルフ次元相似次元)は log20log3(=2.7268)テンプレート:OEIS次元である。メンガーのスポンジの面は同じくフラクタル図形のシェルピンスキーのカーペットでできている。

カール・メンガー

メンガーのスポンジはフラクタル図形であるため、正確に作図することはできない。また、メンガーのスポンジは無限個の穴を開けるため正確には3次元空間では見ることができない。それは表に見える6つの面がシェルピンスキーのカーペットによって構成されていて面積が0となるからである。

面積

メンガーのスポンジの次元は2より大きいため、2次元的な大きさである面積は無限である。表面積が1となる大きな立方体から穴を空けてメンガーのスポンジを構成する場合、一度目の穴を空けると、その表面積は13増加する。

穴を空ける回数をnとすると、その表面積は2(20/9)n+4(8/9)nと表すことができ、これは無限回繰り返した時、無限大に発散する。

体積

メンガーのスポンジの次元は3より小さい(2.7268...次元)ため、3次元的な大きさである体積は 0 である。 実際、体積が1となる大きな立方体から穴を空けてメンガーのスポンジを構成する場合、一度穴を空ける毎にその体積は727ずつ減少するため、穴を空ける回数をnとすると最終的に体積はlimn(2027)n=0となり0に収束する。

厳密な定義

メンガーのスポンジの3回目 (M3) までの反復構成過程のフローイメージ図。

メンガースポンジの厳密な定義は以下である:

M:=nMn

ここでM0 は単位立方体で、

Mn+1:={(x,y,z)3:i1,i2,i3{0,1,2}.(3xi1,3yi2,3zi3)Mn#{ijij=1}1}.

脚注

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注釈

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出典

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関連項目

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  1. テンプレート:Citation. English translation reprinted in テンプレート:Citation