ヨウ化ベリリウム

ヨウ化ベリリウム（Beryllium iodide）は、化学式がBeI₂の化合物である。吸湿性が非常に大きく、水と激しく反応してヨウ化水素酸を生成する。

反応

ヨウ化ベリリウムは金属ベリリウムとヨウ素とを500 - 700℃で反応させることにより合成する。

$\mathrm{B}\mathrm{e}+\mathrm{I}{\phantom{A}}_2⟶\mathrm{B}\mathrm{e}\mathrm{I}{\phantom{A}}_2$

また、ヨウ化ベリリウムはベリリウムカーバイドとヨウ化水素を気相で反応させて合成することもできる。

$\mathrm{B}\mathrm{e}{\phantom{A}}_2\mathrm{C}+4\mathrm{H}\mathrm{I}⟶2\mathrm{B}\mathrm{e}\mathrm{I}{\phantom{A}}_2+\mathrm{C}\mathrm{H}{\phantom{A}}_4$

ヨウ化ベリリウムは他のハロゲンと交換しやすく、フッ素と反応させるとフッ化ベリリウム、塩素と反応させると塩化ベリリウム、臭素と反応させると臭化ベリリウムを生ずる。

危険性

空気中において、固体および蒸気は可燃性である。

脚注

テンプレート:ヨウ化物 テンプレート:ベリリウムの化合物 テンプレート:Chem-stub