レヴィ=チヴィタ体

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数学におけるレヴィ=チヴィタ体(レヴィ-チヴィタたい、テンプレート:Lang-en-short)は、トゥーリオ・レヴィ=チヴィタに名を因む、非アルキメデス順序体—ある種の無限大量と無限小量を含む数体系—である。レヴィ=チヴィタ体の各元は有理数全てを亙る変数 テンプレート:Mvar に対する係数の形式級数 qaqεq(aq) として与えられる。ここに、テンプレート:Mathbf は有理数全体の成す集合を表し、テンプレート:Mvar は正の無限小と解釈されるべきものである。 ただし、係数列 テンプレート:Mvar テンプレート:Math は左有限集合—任意の有理数に対し、それより小さい元は有限個しか含まない—でなければならない。この制約条件はこの体における乗法および除法が一意に定義可能であるようにするために必要である。この体における順序関係は、係数列に対する辞書式順序に従って定められ、これは直観的には テンプレート:Mvar を無限小とするという仮定をおくことと同値である。

実数全体の成す順序体 テンプレート:Mathbf は、定数項のみからなる級数—テンプレート:Math 以外の全ての係数が テンプレート:Math の級数—としてレヴィ=チヴィタ体に埋め込まれる。

無限小を含む元の例

拡張と応用

レヴィ=チヴィタ体に虚数単位 テンプレート:Mvar を添加して、あるいは係数を複素数に取り換えて、代数閉体にすることができる。得られた体は十分な解析学を行うのに十分な豊かな体系となるが、それでも実数を浮動小数点数として表せるというのと同じ意味において各元を計算機に乗せることができる。この体は、記号的微分法や有限差分法による微分が困難であるような場合の微分操作に威力を発揮する自動微分の基本となる[1]

実係数および値群 テンプレート:Mathbf を持つテンプレート:Ill2 は台 テンプレート:Math が左有限であるという条件を整列集合である—つまり、無限減少列は存在しない—という条件に緩めたもので、その全体はレヴィ=チヴィタ体よりも大きな体を成す。この体では例えば、テンプレート:Math のような元が意味を持つが、これはレヴィ=チヴィタ体の元ではない。

出典

テンプレート:Reflist

外部リンク

テンプレート:Infinitesimals テンプレート:Number systems

  1. Khodr Shamseddine, Martin Berz "Analysis on the Levi-Civita Field: A Brief Overview", Contemporary Mathematics, 508 pp 215-237 (2010)