準楕円型作用素

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数学の、特に偏微分方程式の理論において、ある開部分集合

Un

上で定義される偏微分作用素 P準楕円型(じゅんだえんがた、テンプレート:Lang-en-short)であるとは、ある開部分集合 VU 上で定義されるすべての超函数 u に対し、PuC滑らか)であるなら u もまた C となることを言う。

C実解析的という条件で置き換えられてもこの主張が成立するとき、P は解析的準楕円型(analytically hypoelliptic)と呼ばれる。

係数が C であるようなすべての楕円型作用素は、準楕円型である。特にラプラシアンは楕円型作用素の一例である(ラプラシアンはまた解析的準楕円型でもある)。熱方程式の作用素

P(u)=utkΔu

(但し k>0)は準楕円型であるが、楕円型ではない。波動方程式の作用素

P(u)=uttc2Δu

(但し c0)は準楕円型ではない。

参考文献

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