矩形数
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テンプレート:混同 矩形数(くけいすう、テンプレート:En、テンプレート:En)とは、連続する自然数の積の値のことである。長方形数、長方数とも呼ばれる。矩形数は全て偶数であり、最小のものは テンプレート:Math である(ただし テンプレート:Math を矩形数に含める場合もある)。
数学的性質
- テンプレート:Mvar 番目の矩形数は テンプレート:Math であり、これは テンプレート:Mvar 番目の三角数の2倍に等しい。
- 矩形数を小さい順に列記すると
- 矩形数の1の位は 0, 2, 6 のどれかである。
- さらに、2, 6, 2, 0, 0 を無限に繰り返す。
- 矩形数の1の位が 0, 2 の場合は全パターンの末尾2桁が存在するが、1の位が 6 の矩形数の末尾2桁は 06, 56しか存在しない。
- テンプレート:Math から テンプレート:Mvar 番目の偶数までの総和は、テンプレート:Mvar 番目の矩形数に等しい。
- 素数である矩形数は テンプレート:Math のみである。テンプレート:Math は矩形数のうち唯一のフィボナッチ数であることが知られている。
- テンプレート:Math であり、39番目までの矩形数に41を加えた数は、オイラー素数である。
- テンプレート:Math
- 素数番目の矩形数は、素数にその素数の正の約数の総和を乗じたものである:テンプレート:Math(テンプレート:Math は約数関数)(テンプレート:OEIS)
- 偶数の完全数の正の約数の総和は矩形数である。(テンプレート:OEIS)
- テンプレート:Mvar 次正方行列の成分のうち対角成分でないものの個数は テンプレート:Math 番目の矩形数になる。
- 矩形数の逆数和は テンプレート:Math に収束する。
- この部分分数分解から、矩形数の逆数は自然数の逆数の階差数列を作ることが分かる(正負の符号は異なる)。また、矩形数の逆数を テンプレート:Math 個、 テンプレート:Math 個、 テンプレート:Math 個、 ・・テンプレート:Math の テンプレート:Mvar(テンプレート:Math) 乗個、・・ずつ順に加えてゆくと初項、公比とも テンプレート:Math の無限等比数列になることも導かれる。
- …
その他矩形数に関すること
- 矩形数はある数 n を多重根号で表すときに出現する。
- ,
- 6は5番目の矩形数30と6番目の矩形数42で表すことが可能である。これは より x = nテンプレート:Sup ∓ n と表せるからである。