貴金属比

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数学において、貴金属比(ききんぞくひ、テンプレート:Lang-en)とは、

1:n+n2+42テンプレート:Mvar は自然数)

で表されるのことである。

線分テンプレート:Math が第テンプレート:Mvar貴金属比であるとは、

(bna):a=a:b

が成り立つことを意味する。

n+n2+42貴金属数(ききんぞくすう、テンプレート:Lang-en)という。第テンプレート:Mvar貴金属数 テンプレート:Mvar は、逆数との自然数 テンプレート:Mvar である正の実数、つまり

Mn1Mn=nテンプレート:Mvar は自然数)

で特徴付けられる。

貴金属数

貴金属数
テンプレート:Mvar テンプレート:Mvar貴金属数 小数展開 オンライン整数列大辞典 別名
0 1 1
1 1+52 1.6180339887… テンプレート:OEIS2C 黄金数
2 1+2 2.4142135623… テンプレート:OEIS2C 白銀数
3 3+132 3.3027756377… テンプレート:OEIS2C 青銅数
4 2+5 4.2360679774… テンプレート:OEIS2C
5 5+292 5.1925824035… テンプレート:OEIS2C
6 3+10 6.1622776601… テンプレート:OEIS2C
7 7+532 7.1400549446… テンプレート:OEIS2C
8 4+17 8.1231056256… テンプレート:OEIS2C
9 9+852 9.1097722286… テンプレート:OEIS2C
テンプレート:Mvar n+n2+42

テンプレート:- 自然数 テンプレート:Mvar に対して、テンプレート:Mvar 貴金属数は、二次方程式 テンプレート:Math の正の解であり、

n+n2+42

である。

貴金属数の累乗

連分数表示

貴金属数の連分数表示は

n+1n+1n+1n+1=[n;n,n,n,n,]

である。

数列の商の極限

黄金数(第1貴金属数)が、フィボナッチ数列の隣接2項の商の極限で表されるように、一般に第 テンプレート:Mvar 貴金属数にも、隣接2項の商の極限となる数列が存在する。

数列 テンプレート:Math を、漸化式

M0=0,M1=1,Mk+2=nMk+1+Mk

で定義すると、この一般項は、第 テンプレート:Mvar 貴金属数を テンプレート:Mvar として、

Mk=μk(μ)kμ+μ1=μk(μ)kn2+4

で表される。このとき、この数列の隣接2項の商は、テンプレート:Math2 のときに テンプレート:Mvar に収束する。すなわち、

limkMk+1Mk=μ

が成り立つ。

青銅比

青銅比(せいどうひ、テンプレート:Lang-en)は、

1:3+132

である。近似値は 1 : 3.303。貴金属比の一つ(第3貴金属比)。

青銅比において

3+132=3.3027756377

は、二次方程式 テンプレート:Math の正の解であり、これを青銅数(せいどうすう、テンプレート:Lang-en)という。

青銅数を連分数で表すと

3+13+13+13+1

となる。

関連項目

テンプレート:貴金属比