酸化ルビジウム

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テンプレート:Chembox 酸化ルビジウム(さんかルビジウム、rubidium oxide)は組成式Rb2Oで表されるルビジウム酸化物である。

ルビジウムと酸素の二元化合物には数多くのものが知られ、過酸化ルビジウムRb2O2超酸化ルビジウムRbO2、オゾン化ルビジウムRbO3およびRb2O3、その他、非化学量論的な金属亜酸化物が存在する。しかし通常、酸化ルビジウムといえば、ルビジウムイオンRb+と酸化物イオンO2−からなるRb2Oを指す。

製法

金属ルビジウムを少量の空気と反応させ、過剰の未反応の金属ルビジウムを蒸留により除いて合成する[1]

4Rb +OA22RbA2O

また水酸化ルビジウムとルビジウムを加熱反応させても得られる。

2RbOH +2Rb2RbA2O +HA2

性質

淡黄色の粉末で水と熱を発して激しく反応し、水酸化ルビジウムを生成する。

RbA2O +HA2O2RbOH , ΔH=211.6 kJ mol1[2]
RbA2O +HA2O2RbA+(aq) +2OHA(aq) , ΔH=337.4 kJ mol1[2]

高温では赤みを帯びるようになり、400℃では不均化が始まり、過酸化ルビジウムとルビジウムを生ずる[1]

2RbA2ORbA2OA2 +2Rb

水素気流中で加熱すると水酸化ルビジウムおよび水素化ルビジウムを生成する。

RbA2O +HA2RbOH +RbH

結晶構造

酸化ルビジウムの結晶構造 __ O2−  __ Rb+

酸化ルビジウムは酸化カリウムおよび酸化ナトリウムと同様に立方晶系の逆蛍石型構造をとり、ルビジウムイオンRb+正四面体4配位、酸化物イオンO2−立方体8配位となる。その格子定数はa = 6.742Åである[3]

脚注

  1. 1.0 1.1 『化学大辞典』 共立出版、1993年
  2. 2.0 2.1 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「Parker」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません
  3. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。「sankabutsubinran」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません

テンプレート:ルビジウムの化合物 テンプレート:酸化物