重調和方程式

提供: testwiki
2022年10月8日 (土) 14:45時点におけるimported>Anaka Satamiyaによる版 (セクションリンク修正)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

数学における重調和方程式テンプレート:Lang-en-short)とは、次のように書かれる 4 階の偏微分方程式である:

4φ=22φ=Δ2φ=0.

ここで テンプレート:Math は 4 階の偏微分作用素、またはラプラス作用素 テンプレート:Math の自乗で、重調和作用素 テンプレート:En として知られている。

例えば、3次元デカルト座標系では重調和方程式は次の形になる。

4φx4+4φy4+4φz4+24φx2y2+24φy2z2+24φx2z2=0.

重調和方程式の解は重調和関数 テンプレート:En と呼ばれる。どんな調和関数も重調和であるが、逆は真ではない。

重調和方程式は連続体力学の分野(線型弾性理論における応力関数や流体力学におけるストークス流れの解など)において現れる。

2次元空間

2次元の場合の一般解は

xv(x,y)yu(x,y)+w(x,y)

ここで u(x,y),v(x,y),w(x,y)調和関数v(x,y)u(x,y) の調和共役である。

2変数の調和関数は複素解析関数と深く関わりを持つが、2変数の重調和関数についても同じことが言える。2変数の重調和関数の一般形は次のように書ける:

Im(z¯f(z)+g(z))

ここで f(z)g(z)解析関数である。

2次元の極座標系では、重調和方程式は

1rr(rr(1rr(rφr)))+2r24φθ2r2+1r44φθ42r33φθ2r+4r42φθ2=0

となる。これは変数分離法によって解ける。その結果はテンプレート:仮リンクと呼ばれる。

テンプレート:Mvar 次元ユークリッド空間において、

4(1r)=3(158n+n2)r5

ただし

r=x12+x22++xn2

は、テンプレート:Math のときのみ、重調和方程式となる。

参考文献

関連項目

外部リンク