エルミート多項式

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エルミート多項式(-たこうしき、テンプレート:Lang-en-short)は、常微分方程式

(d2dx22xddx+2n)Hn(x)=0

を満たす多項式Hn(x)のことを言うテンプレート:Sfn[1]。 またこの微分方程式はスツルム=リウヴィル型微分方程式の一つである。

エルミート多項式はテンプレート:仮リンクex2として、次の直交性を持つ[2]

Hm(x)Hn(x)ex2dx=π2nn!δm,n

ここでδm,nはクロネッカーのデルタである(m=nのとき1, それ以外では0)。

ロドリゲスの公式で表すと[3]

Hn(x)=(1)nex2dndxnex2

これにより、エルミート多項式は以下の漸化式を満たすことがわかる。

Hn+1(x)=2xHn(x)2nHn1(x)ddxHn(x)=2nHn1(x)ddxHn(x)=2xHn(x)Hn+1(x)

母関数

S(x,y)=exp(y2+2xy)=n=0Hn(x)ynn!

であるテンプレート:Sfn周回積分で表すと[4]

Hn(x)=Cdzexp(z2+2xz)zn+1

ここで C は原点を囲む反時計回りの経路である。

陽に表せば[5]

Hn(x)=n!m=0n/2(1)mm!(n2m)!(2x)n2m

である。ここで床関数である。 最初の幾つかを挙げると、

H0(x)=1H1(x)=2xH2(x)=4x22H3(x)=8x312xH4(x)=16x448x2+12H5(x)=32x5160x3+120x

エルミート多項式は量子化された調和振動子波動関数の一部としてその姿を現す。 また、正規関数のフーリエ共役関数もまた正規関数であることを示す[6]

脚注

テンプレート:Reflist

参考文献

関連項目

テンプレート:Normdaten