テトラヒドリドアルミン酸

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テトラヒドリドアルミン酸(テトラヒドリドアルミンさん)は、アルミニウムヒドリド錯体である。

概要

テンプレート:Chem に相当するテトラヒドリドアルミン酸の遊離酸は安定には得られず、アルカリ金属などの塩としてのみ知られる。例えばリチウムナトリウムおよびカリウム塩は、テトラヒドロフラン中で150℃、2000psi(136気圧)の条件下で24時間反応させることにより元素の単体から直接合成される[1]

Na+Al+2HA2Na[AlHA4]

あるいは無水塩化アルミニウム水素化物ジエチルエーテル中で反応させることにより合成される[1][2]

AlClA3+4LiHLi[AlHA4]+3LiCl

リチウム塩中において正四面体型のテトラヒドリドアルミン酸イオン テンプレート:Chem の存在が確認され、Al-H 結合距離は1.55Åである[1]

脚注

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関連項目

テンプレート:Chem-stub テンプレート:アルミニウムの化合物

  1. 1.0 1.1 1.2 F.A. コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳 『コットン・ウィルキンソン無機化学』 培風館、1987年
  2. 『化学大辞典』 共立出版、1993年