グレイシャー・キンケリンの定数

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数学において、グレイシャー・キンケリンの定数(Glaisher–Kinkelin constant)、またはグレイシャーの定数は、K関数やバーンズのG関数に関連する数学定数であり、通常Aとかかれる。この定数は特にガンマ関数や、リーマンゼータ関数などに関係する多くの和や積分に出現する。なお、この定数の名前の由来は数学者であるジェームズ・ウィットブレッドリー・グレーシャーとヘルマン・キンケリンである。

グレイシャー・キンケリンの定数の近似値は次の通りである。

A≈1.2824271291…   テンプレート:OEIS.

定義

グレイシャー・キンケリンの定数Aは、

A=limn→∞K(n+1)nn2/2+n/2+1/12e−n2/4

の極限である。ここで、K(n)=∏k=1n−1kkはK関数である。この式をよく見ると、これはスターリングの近似との類似性が見つかる。

2π=limn→∞n!e−nnn+12

πは階乗∏k=1nk、Aは階乗の類似物であるK関数 K(n)=∏k=1nkkにより表されている。

バーンズのG関数、G(n)=∏k=1n−2k!=[Γ(n)]n−1K(n) (ここでΓ(n)はガンマ関数)を用いた、以下のような式もある。

A=limn→∞(2π)n/2nn2/2−1/12e−3n2/4+1/12G(n+1).

グレーシャー・キンケリン定数はリーマンゼータ関数の微分の特定の値の評価に現れる。

ζ′(−1)=112−ln⁡A
∑k=2∞ln⁡kk2=−ζ′(2)=π26[12ln⁡A−γ−ln⁡(2π)]

ここで、γはオイラーの定数である。後の式は、グレーシャーにより見つけられた以下の無限積を与える。

∏k=1∞k1k2=(A122πeγ)π26.

以下は、この定数を含むいくつかの積分である。

∫01/2ln⁡Γ(x)dx=32ln⁡A+524ln⁡2+14ln⁡π
∫0∞xln⁡xe2πx−1dx=12ζ′(−1)=124−12ln⁡A

この定数の級数表現は、ヘルムート・ハッセにより与えられた、リーマンゼータ関数のための級数から生じる。

ln⁡A=18−12∑n=0∞1n+1∑k=0n(−1)k(nk)(k+1)2ln⁡(k+1)

参考文献

関連項目

外部リンク